2021年8月1日からはじまったタイ国内に居住する日本人専用の新型コロナワクチン接種プログラムは現在50才以上の日本人がワクチン接種対象となっていましたが、この度ワクチン接種対象者の年令が引き下げられることが発表されました。
【タイ】外国人(日本人含む)専用のワクチン接種登録サイトが本日オープン!11:00登録スタートお見逃しなく
【タイ】在住日本人を対象とした新型コロナワクチン50才以上が接種可能に!
40才以上の日本人対象のワクチン接種開始時期
2021年8月16日(月)
ワクチンの種類
アストラゼネカ
8月16日以降のワクチン接種対象者
40歳以上の日本人
妊娠12週目以降の妊婦
7つの基礎疾患のいずれかを患っている居住者
日本人専用プログラムで新型コロナワクチン接種を行う病院
日本のパスポートを持参することで事前予約なしで接種できる病院
シーナカリン セリラック病院
専用リンクから予約してワクチン接種を行う病院
サミティベート病院 スクムビット
サミティベート病院 シラチャー
バムルンラード・インターナショナル病院
BNH病院
メドパーク病院
※ワクチン接種申込み登録予約リンク
8月15日で日本人対象のワクチン接種プログラムを終了する病院
バンコク病院
8月20日で日本人対象のワクチン接種プログラムを終了する病院
メドパーク病院
ワクチン接種の予約方法は在タイ日本国大使館の専用ページで案内されています。
タイに居住し対象者である日本人は無料でワクチン接種できるので希望する方は最寄の病院へ予約しましょう。また実際にワクチン接種を行う際には日本のパスポート原本が必要なので忘れずに持参してください。
タイに居住する日本人専用ワクチン接種プログラム今後の予想
8月1日からはじまった日本人専用ワクチン接種プログラムでは日本語で対応してもらえる病院で安心してワクチン接種ができることから着々とワクチン接種が進んでいます。予約に対してワクチンが割り当てられるものなので予約がなくなればタイ政府からのワクチン配給は終了し、早々にプログラム終了という流れになりそうです。
8月15日にはバンコク病院が日本人専用プログラムを終了することを発表しています。またメドパーク病院も8月20日に日本人専用ワクチン接種プログラムを終了すると発表しています。
今回は対象年齢が下げられ40才以上であれば60才でも70才でもワクチン接種することができますが、今回の年齢引き下げの登録予約が終われば日本人向けのワクチン接種プログラムを終了するという病院も増えてきそうです。
今回のタイでの日本人専用ワクチン接種プログラムではアストラゼネカ製のワクチンが使用されています。
アストラゼネカのワクチンが開発されたイギリス国内では40才未満の成人はアストラゼネカ製ワクチン以外のワクチン接種を推奨しています。日本でもつい先日アストラゼネカのワクチン接種をスタートすることが発表されましたが、日本国内でもアストラゼネカ製ワクチンの接種については原則40才以上のみ可という方針が発表されています。これは世界的にも同じ流れになっているので、日本人専用ワクチン接種プログラムで使用するワクチンがアストラゼネカである限り、ワクチン接種の対象年令が40才未満に引き下げられることはないでしょう。日本政府がタイへ寄付したワクチンはアストラゼネカ製ワクチンであり、タイ国内のワクチンが足りない現状で日本人に優先的に配布されるワクチンがアストラゼネカであることは変わらないでしょう。そういったことから今回のワクチン接種の対象年令引き下げが最終募集となるだろうと予想します。
タイ政府としてはワクチン接種を進めなくてはいけないのは日本人だけではなく、日本以外の外国人ワクチン接種プログラムもあります。病院側としても日本人、外国人だけでなくタイ人向けのワクチン接種もすすめたいわけです。日本人専用ワクチン接種の予約が少なくなってくれば、それ以上ワクチン接種を希望する日本人はいないと判断し日本への義理は返したことになり、これで日本人向けの特別対応を正々堂々と終了することができます。そうなれば今後はタイ人へのワクチン接種に集中して取り組むことができるので、できるだけ早々にワクチン接種を終了してしまうだろうと思います。
タイでのワクチン接種どうしようか悩んでいるという人も多いかもしれませんが、日本に帰国してワクチン接種するという選択肢がないのであれば、タイで日本語で日本人対応できる病院でワクチン接種ができるうちにワクチン接種しておいたほうが賢明かもしれません。今を逃すと次に順番が回ってくるのはいつになるかわからないと途方に暮れることになりそうです。