2020年、新型コロナウイルスのパンデミックにより航空各社はフライトキャンセルを余儀なくされ、多くの人が航空チケットのキャンセルに翻弄されました。
日系の航空会社をはじめ大手航空各社ではこの世界的危機に特別対応の返金処理が取られたため、利用者が損することはありませんでした。しかし格安航空会社のLCCはそう簡単に返金という流れには進まず利用者が航空チケット代金を取り戻すのは簡単なものではありませんでした。
中でも格安エアラインのエアアジアは破産したこともあり、チケット代金は返金されずに自社のアカウントにキャンセルフライトのチケット代金を残高移動するという措置になり、多くの人がいつ使えるのかわからないクレジットアカウントへの移行を余儀なくされました。
航空会社はパンデミックの影響で莫大な損益を出した被害者でもありますが、一般客としてはキャンセルフライトの返金がされなかったことで不満も多くでました。そして最後の頼み、クレジットアカウントへリクエスト申請においても、申請が複雑なもので簡単にはキャンセル代金を移行できずに期限切れを迎え泣き寝入りした人も多くいるようです。
先日、タイ・エアアジアXが破産となり、またしてもキャンセルに翻弄される人が続出しています。
エアアジア都合のフライトキャンセルの場合返金はされませんが、①指定された期日までの同区間の別フライトへは1回無料で変更が可能、もしくは②クレジットアカウントへの残高移行(730日有効)どちらか選べるようになっています。
こちらでは、エアアジアによるフライトキャンセルでチケット代金をクレジットアカウントへ移行する場合のリクエスト申請の手続き方法を画像付きで紹介します。
申請方法がわからずどうすればわからないと困っている方は、こちらの画像を見ながらリクエスト申請を行えばエラーなく申請完了できるのでぜひお試しください。
エアアジア・クレジットアカウントでできること
エアアジア都合でキャンセルされた飛行のチケット代金は返金はされませんが、エアアジアのクレジットアカウントにキャンセルフライトの購入代金がそのまま移行され、次回の支払いに残高を利用できます。クレジットアカウントの残高は有効期限があり移行完了後、730日以内であればアカウント内の代金でエアアジアのチケットを購入することができます。
クレジットアカウント・リクエスト申請の仕方
フライトキャンセル通知が届いたらエアアジアのAVA(自動チャット)を通じて、クレジットアカウントへのリクエスト申請を行います。
まず初めにAPPまたはエアアジアのホームページからAVAとチャットするページを開きます。
チャットページ開いたら「クレジットアカウント」「クレジットアカウントリクエスト」と日本語で入力してください。
①入力ワード 「クレジットアカウント」
②入力ワード「クレジットアカウントリクエスト」
チャットにクレジットアカウントリクエスト(日本語)と入力すると以下がでてきました。
③入力ワード「予約番号(アルファベット)」
次に予約番号(PNR)を入力してくださいと出るので、予約時に発行された番号(アルファベット)を英語半角で入力します。
④入力ワード「名前(ローマ字)」
続けて、名前を入力するようにとでてくるのでこちらもローマ字で入力します。
※姓 NIPPON / 名 TARO
⑤入力ワード 「出発空港・出発都市」
次に出発空港を入れるように言われるので、出発空港の3ケタ空港コードと名前を英語で入力しました。
するとでてきたのが、、、
AVA
クレジットアカウントまは以下の理由により正常に処理されない可能性があります。-ご入力いただいた個人情報が登録情報と一致しませんでした。
ここでエラーが
ここまで順調に進んだかと思ったらなんとエラー。
「ご入力いただいた個人情報が登録情報と一致しませんでした。」とでてしまいました。
入力内容はAVAさんに言われる通りに入れ、間違えていないのに先に進めません。「再試行」を押して姓名の順番を変えたり、出発空港を日本語でいれたり英語で入れたり、空港コードだけを入力したり都市名のみを入れたりと考えられる色々なパターンを全て試してみましたが何度行なっても同じ結果でエラーになりダメでした。
これはもしやクレジットアカウントに移行すらできないシステムなのか、、、と疑ってしまいましたがその後チャレンジを続けてやっとキャンセルフライト代金をクレジットアカウントに移行する方法を見つけたので紹介します。
エアアジア・クレジットアカウント成功するリクエスト申請方法
①入力ワード 「クレジットアカウント」
②入力ワード 「クレジットアカウントリクエスト」
AVA
予約番号/PNRを入力してください。
③入力ワード 「予約番号(アルファベット)」
ABCDEFG
1、2、3番までは先ほどと同じです。入力は全て、英語の半角で行ってください。
AVA
ありがとう!今、私はあなたの姓/名が必要です、ご予約に記載の名前と同じようにご入力ください。
次に名前を入力しますが、ここが先ほどと違うところです。
AVAさんは姓/名が必要で、予約に記載した名前と同じように入力するように言っているのですが、姓名フルネームをいれてはダメだったんです。AVAさんの言う通り予約の通りの姓名フルネームのローマ字で入力すると最初のように入力情報が一致しないというエラーになってしまいそこから先に進めなくなります。
正解はローマ字で苗字のみ入力します。姓名ではなく姓のみ英語半角入力です。
④入力ワード 「ローマ字(姓のみ)」
※姓 NIPPO / 名 TARO
NIPPON
苗字が日本、名前が太郎さんであれば「NIPPON」姓のみローマ字、英語半角で入力します。
次に聞かれる質問「予約の出発都市」もその通りに答えるとエラーになってしまうので注意です。
AVA
予約の出発都市を教えてください。
Eg: NRT, Narita
AVAさんのEg(例)はNRT, Naritaとなっているのでバンコクのスワンナプーム国際空港が出発地の場合「BKK, Suvarnabhumi」だろうと思って入力していましたがこれも間違いでした。
正しい入力の仕方は空港コードのみ 英語半角で入力します。
⑤入力ワード 「空港コード」
BKK
これでやっと先に進めました!
次にエアアジアの会員番号を聞かれるので10ケタの数字を入力します。
AVA
ほぼ完了しました!最後に、エアアジアの会員IDを教えていただけますか?
⑥入力ワード 「エアアジア会員ID」
エアアジアの10ケタの会員ID(数字)を入力します。
1234567890
AVA
完璧です。詳細を確認中です!わーい!成功しました!
「わーい!成功しました!」とでてきたらキャンセル代金と申請者のクレジットアカウントの紐づけが成功したことになります。
ここで入力したエアアジアの会員番号に予約時に払った航空チケット代、座席代、受預荷物代金など支払った金額の全ての金額がまるごと移行されます。家族や友達などまとめて購入した場合はクレジットアカウントのリクエスト申請をした代表者のクレジットアカウントにまとめて全額入るのでクレジット額を搭乗者別に分けることはできません。
キャンセル代金はクレジットアカウントに移行(クレジット)され、手続きが終わるとエアアジアのリワード会員ページからクレジット代金を支払いに利用できるようになります。残高がちゃんとクレジットされているかはエアアジア・リワード会員ページで確認してください。
最後にクレジットアカウントへリクエスト手続きを完了したことを証明する参照番号「ケース番号」が発行されたらキャンセル代金のクレジットアカウントへのリクエスト申請の手続きが無事完了したことになります。
クレジットアカウントの有効期限
クレジットアカウントへの移行手続きが無事完了すると会員登録したメールアドレスに「ケース番号」が送られてきます。
クレジットアカウントの残高は手続き完了後、730日(2年)間有効です。
※コロナ禍は1,095日(3年)間
クレジット額は期限が切れる一日前の729日までに行わないと使えなくなります。2年間あるからとのんびりしてたら気づいたら期限切れということになってしまうので、使えるタイミングがあればすぐに使ってしまいましょう。
クレジットアカウント移行後にチェックすること
クレジットアカウントへの申請リクエストが完了するとエアアジアのマイページの「My cases」で今回の手続き内容を参照することができます。
①My casesを確認
My casesをクリックしてみると・・・
クレジットアカウントにリクエスト申請した予約番号とケース番号が書いてありました。
しっかりエアアジアのアカウントに紐づけされてますね!
ちなみに処理が正常に完了すると「My Bookings」から予約したフライトは消えていますので確実に移行されたことがわかります。
②credit accountの残高を確認
次に「Credit account」を確認します。
一旦、開いていたエアアジアのページを閉じてしばらく待ちます。
再度エアアジアのホームページを開きログインし直すと先ほどまでなかった「Credit account」の項目に金額が入金されていることが確認できました!
これで予約時に支払った金額と同額のクレジット代金が入力され次回の予約の際に支払い代金としてクレジットアカウントのお金を利用できるようになります。
ちなみにクレジットアカウントの残高の支払いに利用できるのはエアアジアの航空券のみで、ホテルや食事などの他の支払いには利用できません。
ここまで確認できたらリクエスト申請手続きは無事終了です。お疲れ様でした。
③My bookingを確認
最後におまけでキャンセルされたフライトを確認してみたところ予約は消えてました。
後は、2年以内にクレジットアカウントの金額を全て使いきれば、フライトキャンセル分を損しないですみます。心配なのは期限内にクレジットを使いきれるかということですが、やっとアフターコロナに入りつつあるのでギリギリ使えるのかなという楽観といやエアアジアだぞ!という不安が交差する日々です(笑)
エアアジアにフライトキャンセルされたらやるべきこと、クレジットアカウントへのリクエスト申請の方法を紹介しました。
何度やっても移行できないという人はこの方法でチャレンジしてみてください。
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