12月、街がクリスマスの飾りでいっぱいになるこの時期、タイでもお歳暮商戦的なものが繰り広げられます。
写真はタイのローカルスーパー、ビックCのお歳暮売り場。
えっ、海外にもお歳暮ってあるの???
あるんです!…というわけで今回はタイのお歳暮事情を紹介します。
タイのお歳暮 グラチャオ・ピーマイとは?
タイのお歳暮はタイ語でグラチャオ・ピーマイと言います。
これまで色々な国で年末年始を過ごしてきましたが、どこの国もクリスマス商戦とお歳暮は今やセット。
ヨーロッパではクリスマスの贈り物のひとつとしてお世話になった方へもクリスマスプレゼントを贈る習慣があり、アジアではクリスマスの雰囲気とは少し外れて That’sお歳暮的な現実的な物 を贈る習慣があります。
そしてタイにも同じように12月に贈り物をするグラチャオ・ピーマイがあります。
グラチャオ・ピーマイ
のピーマイは新年という意味。
お世話になった方へ来年も健康でお過ごしください…と感謝の意を込めて贈るそうです。日本のお歳暮と意は同じですね。
お歳暮と言えば日本では包装紙に包んでのし付きの箱詰めでギフトを贈りますが、タイではバスケットに入れて中身スケスケな状態で贈ります(笑)
バスケットには果物や食べ物をいっぱい詰めて立体的に目に見て豪華!という感じで文化の違いがアリアリと感じられますよね。買う時も渡す時も私こんな凄いもの贈りますよってという見せつけ感がアジアらしいと言えばそうなのですが、日本人にはない感覚です。
お歳暮の中身は?
バスケットの中身はお菓子の詰め合わせのようなちょっとしたものからつばめの巣などの高級食材を詰めたものまで、ピンからキリまで様々なバスケットが点灯に並びお値段もピンキリ!高級食材があるかと思えば値段不明な健康食品があったり(いらない笑)、化粧品やジューサーなどの家電も!
お歳暮商戦に乗っかるため色んなお店がお歳暮セットを作って売っているので、はやなんでもあり状態です(笑)。それもらった人本当にいるんかな?というような、もらって困りそうなものも売ってて、やっぱり日本とは文化が違う国なんっだなぁと思いました。
誰に贈るの?
日本では会社の上司や家族などお世話になった身近な人に贈るお歳暮ですが、タイ人は誰に贈るの?
その辺りは基本的に同じでお世話になった身近な人に贈るようです。
感謝を伝える良い習慣なので残していきたい文化ですが、値段がピンキリ過ぎて悩みますね(笑)。身近な人を誰に絞るかっていうところも悩みどころだし、何を買うかで値段もバレバレです。
日本ではカタログギフトを贈って好きなもの選んでもらうってことができますが、タイにはそういう便利なお歳暮はないみたいです。
この時期はタイのスーパーやショッピングモール、あちこちのお店でお歳暮が売られているので年末年始に旅行する方は何入ってるかなって覗いて見てみると楽しいですよ。
今は限定された人しかタイに入国することはできませんが、来年にはきっとそれも叶うでしょう。早くそうなるといいですね、では。