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【タイ】ケーンクラチャン森林群が世界遺産に認定!タイのユネスコ世界遺産6つを紹介

2021年7月27日、ユネスコ世界遺産委員会はタイのケーンクラチャン森林群を世界自然遺産に認定したことを発表しました。

ユネスコ世界遺産「ケーンクラチャン森林群」

ケーンクラチャン森林郡は面積が464,000ヘクタールある広大な敷地。

森林群はプラチュアップキリカン県、ペッチャブリー県、ラーチャブリー県の3県にまたがるタイ最大の国立公園で1991年にトゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区群、2005年にドン・パヤーイェン-カオ・ヤイ森林群が登録され今回でタイで3番目の自然遺産登録となりました。

ケーンクラチャン森林郡は、半常緑樹と湿った常緑樹が優勢で、落葉樹林、山地林、落葉性フタバガキ林が混在している秘境。世界的に絶滅の危機に瀕している鳥類、シャムワニ、野生犬などの絶滅危急種の他、トラ、スナドリネコ、ウンピョウ、マーブルキャット、ジャングルキャット、ベンガルヤマネコなど、絶滅危惧種の猫が生息しており、生物多様性に富む生態系が保護されることが期待されます。

トラやウンピョウ、マーブルキャットなどちょっと危険な動物が生息しているので気軽に行けるものではなさそうですが、自然ツアーガイドなどが整備されれば旅行者が安全に見学できる施設などもできるのかもしれません。

今回の追加によりタイには6つの世界遺産があることになりましたが、直近に登録された「ドン・パヤ―イェン カオ・ヤイ森林群」が2005年だったので実に16年ぶりの世界遺産登録となりタイ国内で喜びの声があがっています。

現在ユネスコに認定されているタイの世界遺産

遺産名称遺産種別登録年
古代都市スコタイと周辺の古代都市群  文化遺産  1991 
古都アユタヤ  文化遺産  1991 
トゥンヤイ ファイ・カ・ケン野生生物保護区群  自然遺産  1991 
バン・チアンの古代遺跡  文化遺産  1992 
ドン・パヤ―イェン カオ・ヤイ森林群  自然遺産  2005 
ケーンクラチャン森林群  自然遺産  2021 
※2021年現在のタイの世界遺産

また同時期に、世界13の文化遺跡がユネスコ世界遺産に登録されたことが発表されており、日本からも北海道の「北海道・北東北の縄文遺跡群」が登録されました。

登録された遺産は氷河期後期、約1万5千万年前の世界最古レベルの人の営みを証明する遺跡群が点在する北海道・北東北地域で先史時代の遺跡で遺跡の登録としては、国内初だそうです。

個人的には安全に行けそうな北海道の遺跡に行ってみたいと思いました。

投稿者: 旅なび