ワクチン 接種 新型コロナ

【タイ】在住外国人向けワクチン接種情報!オーストラリア・ニュージーランド・アメリカなど各国の対応に見る日本の動き

タイでは新型コロナウィルスの感染者の拡大が止まらず、2021年7月17日には10,000人を超えました。

 

現在タイではワクチンの接種が割り当てにより進んでいますが、圧倒的に足りない状況で60才以下の現役世代の外国人はいつになったらワクチンを接種できるのかは全く見当がつかない状況です。

そんな中、在タイの各国の大使館から金曜日から土曜日にかけて突然ワクチン接種案内が相次いで発表されました。

 

7月18日ワクチン接種案内を発表した在外国大使館

アメリカ

Location:Bangkok, Thailand

Event:COVID-19 Vaccine Opportunity for U.S. Citizens – July 17, 2021

The Thai Goverment has informed the U.S. Embasssy that it is offering U.S. citizens in Thailand the opportunity to be vaccinated with the AstraZeneca vaccine at 4 p.m. this Sunday July 18, 2021 at SCG Headquarters in Bang Sue area of Bangkok.

※現在情報が削除されたため参照元リンクを表示できません。

日本語訳

場所:タイ・バンコク

イベント名:COVID-19 米国市民のためのワクチン接種 – 2021年7月17日

タイ政府は米国大使館に、タイにいる米国市民にアストラゼネカ社のワクチンを接種する機会を提供することを通知しました。今週日曜日の2021年7月18日午後4時にバンコクのバン・スー地区にあるSCG本社で開催します。

 

ニュージーランド

The New Zealand Embassy in Bangkok has been offered the opportunity by the Royal Thai Government for a limited number of New Zealand citizens living in the Bangkok area to receive the AstraZeneca vaccination on Sunday 18 July 2021 at SCG Headquarters in Bang Sue (please note this is NOT Bang Sue Station).
All those who would like to register for the vaccination must send the following information to BKKconsular@mfat.govt.nz by 12pm noon on Saturday 17 July. Please include “Vaccination Registration – [Your Full Name]” in the subject line.
In your email you must include

  • Your date of birth in following format YYYY-MM-DD
  • Your age
  • Contact phone no.
  • Your residential address in Thailand
  • Email address
  • A photo or scanned copy of your passport bio-data page (either JPEG, Word or PDF format less than 5MB)

This information will be provided to the Thai authorities in order to schedule your appointment. Please do not post or send this information through Facebook, only send the information via email to ※※※@mfat.govt.nz
As spaces are limited only those who receive an appointment will be contacted. If your appointment to be vaccinated is confirmed then you will receive an email. That message will provide details about when you will need to report to the SCG Headquarters in Bang Sue (please not this is NOT Bang Sue Station) on Sunday 18 July.
You will need to make your own travel arrangements.
Please be aware that the New Zealand Embassy is only providing information on this opportunity and we recommend that you seek medical advice before vaccination.

※現在情報が削除されたため参照元リンクを表示できません。

日本語訳

バンコクのニュージーランド大使館はタイ王国政府から、2021年7月18日(日)にバン・スーのSCG本部(バン・スー駅ではありませんのでご注意ください)で、バンコク周辺に住むニュージーランド人にアストラゼネカ社のワクチン接種する機会を限定数提供します。
ワクチン接種の登録を希望される方は、7月17日(土)正午12時までに、以下の情報を ※※※@mfat.govt.nz にお送りください。

件名には「予防接種登録 – [あなたのフルネーム]」と記入してください。
メールには以下の内容を記載してください。

  • あなたの名前(ニュージーランドのパスポートに記載されているもの
  • 生年月日(YYYY-MM-DD)
  • あなたの年齢
  • 連絡先電話番号
  • あなたのタイでの住所
  • 電子メールアドレス
  • パスポートのバイオデータページの写真またはスキャンしたコピー(5MB以下のJPEG、Word、PDFのいずれか)。

この情報は、お客様のご予約をお受けするために、タイ当局に提供されます。

この情報をFacebookに投稿したり送信したりせず、Eメールでお送りください。
スペースに限りがあるため、予約を受けた方のみに返信します。

ワクチン接種の予約が確定した場合のみメールで案内が届きます。

このメールには、7月18日(日)にバン・スー(バン・スー駅ではありません)にあるSCG本部にお越しいただく際の詳細が記載されています。現地までの行程手配はご自身でお願いします。

ニュージーランド大使館はこの機会の情報を提供しているだけであり、予防接種を受ける前に医師の診断を受けることをお勧めします。

 

オーストラリア

VACCINATIONS AVAILABLE FOR AUSTRALIAN NATIONALS IN THAILAND

The Thai Goverment is offering Australians the opportunity to be vaccinated with AstraZeneca.

  • at 1pm this Sunday 18 July
  • at SCG Headquarters in Bang Sue

REGISTRATION

  • via http://***********
  • by 10am Saturday 17 July

NOTE

  • Australians who registered with the Embassy for priority access to vaccines last week will automatically be included and do not need to register again.
  • You will need to make your own travel arrangement.
  • Does are limited and there may not be enough for everyone who registers. Those who are successful will be contacted.

HOW TO GET THERE

1 Siam Cement Alley, Bang Sue, Bangkok, 10800

参照元;在タイオーストラリア大使館facebook

 

日本語訳

タイに滞在するオーストラリア人のための予防接種を実施

タイ政府は、オーストラリア人にアストラゼネカ社のワクチンを接種する機会を提供します。

  • 7月18日(日)午後1時より
  • バン・スーのSCG本部にて

登録方法

  • http://***********
  • 7月17日(土)午前10時まで

注意事項

先週、大使館でワクチンの優先接種の登録をしたオーストラリア人は、自動的に登録されますので再度登録する必要はありません。

現地への行程はご自身で手配をしていただく必要があります。
ワクチンの数には限りがあり、登録者全員分のワクチンが用意できない可能性があります。お申し込みいただいた方には、追ってご連絡いたします。

アクセス方法

1 Siam Cement Alley, Bang Sue, Bangkok, 10800

 

フランス

フランス政府は2021年6月23日から独自に新型コロナワクチンを確保し、タイ各地でフランス国民向けにワクチン接種キャンペーンを行っています。

L’Ambassade de France en Thaïlande organise une campagne de vaccination au profit de la communauté française de Thaïlande.

Les inscriptions pour la campagne de vaccination des ressortissants français de 55 ans et plus ont débuté ce matin.
Les demandes affluent pour bénéficier de cette vaccination entièrement gratuite, organisée par l’ambassade de France en Thaïlande.

Ainsi, grâce à cette campagne, les plus vulnérables face à cette pandémie exceptionnelle pourront bénéficier d’un vaccin homologué en France et en Thaïlande, dans un hôpital près de chez eux, car les vaccinations se dérouleront dans tout le pays.Le vaccin sélectionné par l’Ambassade de France est le vaccin Johnson and Johnson monodose “Janssen” et il est totalement gratuit.

Les centres de vaccination sont répartis au sein de nos huit hôpitaux partenaires respectivement à : Bangkok, Chiang Mai, Hua Hin, Pattaya, Phuket, Khon Kaen, Koh Samui, Udon Thani.

Afin de prendre rendez-vous pour une vaccination, inscrivez vous en ligne sur internet, dans l’hôpital de votre choix.

①Bangkok Hospital Headquarter :
 https://form.jotform.com/211522249844455

② Bangkok Hospital Chiang Mai :
 https://form.jotform.com/211711840060442

③ Bangkok Hospital Hua Hin :
 https://form.jotform.com/211712428965459

④ Bangkok Hospital Khon Kaen :
https://form.jotform.com/211712587993466

⑤ Bangkok Hospital Pattaya :
https://form.jotform.com/211711887538463

⑥ Bangkok Hospital Phuket :
https://form.jotform.com/211712124412439

⑦ Bangkok Hospital Samui :
https://form.jotform.com/211711719763457

⑧Bangkok Hospital Udon :
https://form.jotform.com/211712781579462

参照元;在タイフランス大使館facebook

 

日本語訳

在タイフランス大使館は、タイに住むフランス人のために新型コロナウィルスのワクチン接種キャンペーンを実施します。

タイに住む55歳以上のフランス人を対象としワクチン接種キャンペーンの登録は今朝から始まりました。
在タイフランス大使館が主催するワクチン接種は完全無料です。現在続々と申し込みが殺到しています。このキャンペーンにより、この例外的なパンデミックの影響を最も受けやすい対象の人は、フランスとタイで承認されたワクチンを接種することができるようになります。フランス大使館が選択したワクチンは、ジョンソン・アンド・ジョンソンの1回接種の「ヤンセン」ワクチンです。ワクチンは完全に無料で受けることができます。

ワクチン接種センターは、国内の8つの提携病院に設置されています。バンコク、チェンマイ、ホアヒン、パタヤ、プーケット、コンケン、サムイ島、ウドンタニ。

予防接種のご予約は、ご希望の病院にオンラインでお申し込みください。

※追記;2021年7月19日から18才以上のフランス人がワクチン接種対象になりました。 

参照元;在タイフランス大使館

 

日本

連絡なし

日本の今週末の対応は予想通り何もありませんでした。

日本政府は海外在住日本人向けに日本でワクチン接種が出来る取り組みを8月1日からスタートします。

海外在住者向けの一時帰国ワクチン接種予約がスタートします!予約方法と詳細

 

タイ政府より金曜日から土曜日にかけてタイに在住する外国人向けのワクチン配布がいくつか各国にあったようですが、日本大使館からの発表は何もありませんでした。ワクチンの配布数は公にされておらず、各国の予約もかなり早い段階で打ち切ったようなのでかなり少なかったことが予想されます。アメリカ大使館はすでに募集情報を削除しているので詳細はわかりませんが、不公平な配布にかなりのクレームが入ってるそうです。

 

今回のタイでの外国人向けワクチン接種のオファーは日本国民向けに接種の機会の打診があったか否かはわかりませんが、需要と供給バランスが取れないことは確実なので混乱をさける為打診があったとしてもこの機会を日本政府は受け入れなかったでしょう。そうであれば日本政府らしい模範対応なのでしょうが、一部のクレームを避けるために全てを排除するというやり方では今の時代は生きていけないのも事実です。厳しい状況の中で限られたことを受け入れ、その上で前進できることをひとつでも始めるという選択肢もあってよかったのではとも思います。

 

多くの日本人は日本的やり方に不満を持ちながらも無言を貫きます。

有言者も少数いますが匿名で発言するだけで正体を明らかにせず理論的な発言ができていません。

無言でいることはそれを受け入れたことになり事態は何も変わりません。

有言でも匿名では真摯な対応を受けることはできません。

 

政治家の中には前進的な人材も少なからずおり顔と名前を出して政治生命をかけて発言している人もいます。

しかしそういう人達がいざ前向きな行動を取った時成功した時には称賛しますが、失敗した時や自分に不利が生じた時は匿名でヤジやクレームをいれそれを面白がった人達に拡散され世論は動かされてしまいその人の全てを潰すまで追い込んでしまいます。追い込まれた人に二度とチャンスはやってこず全てのチャンスを奪われ、最悪の場合人間の生命までも奪います。

 

このような日本人のやり方と世論が今の政治判断に至ることになるのだと思います。

このような低俗なやり方を続けているようではいつまで経っても日本は戦後の政治から抜け出せないでしょう。

 

クレームではなく問題提起と提案を同時に行うことが重要!

 

クレームを言うのではなく、問題提起をし匿名ではなく自分の考えを提案として明らかにすることが重要です。

その提案は良い案も悪い案もあって当然、それを議論していくことで更によい案が生まれよい方法が見つかるのです。

 

匿名で影に隠れてクレームを言うだけの犬の遠吠えは止めましょう。

日本国民全体がもう一歩前進しなくてはいけないのではないでしょうか。人間ですからワンワン吠えるのは止めて脳を使った行動をしましょう。

 

政治とは世論の意見に簡単に流され左右されるものです。

政府の行動は国民の心理を反映したものであり、結果は政府のせいではなく自分達の行動が政府をそうさせていることに気づかなくてはいけません。一般的日本人の考え方や行動、これが日本の政治を悪くし今の日本を作っています。

 

日本政府は新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年から日本国民に海外へ渡航をしないように啓発しています。日本政府が渡航を止めるよう促している中で現在も海外に在住する理由は企業の都合で駐在員として滞在している、または個人の都合で滞在しているわけです。企業の都合で滞在している場合はワクチンが接種できないこの状況に対応するのは企業であり国ではありません。個人の都合で滞在している場合はタイに滞在を続けるならタイの状況に沿って順番を待つしかありません。

 

渡航費がかかることが一時帰国ワクチン接種のハードルになっているのだとすれば、企業の都合でタイにいるのならば企業がその費用を負担するのが当然です。個人の都合でタイに住んでいる人は今は飛行機の運航が定期的に飛んでいて、いつでも一時帰国しワクチンを接種する機会はあります。自分都合でタイにいるのですから自己負担で航空券を買うのも当然ですね。国費で無料を期待するのは検討違いです。国費は国民の税金、税金を納めている国民が自分の都合で海外に住んでいる人にお金を使うことを許すわけがありません。

 

ここまでの状況を踏まえれば現段階では日本へ一時帰国してワクチンを接種する機会をつくるというのが日本政府ができる最善の方法なのもしれません。

投稿者: 旅なび