新型コロナウイルス感染者拡大が収まらないフランスで、フランス政府は新たな規制を導入することを発表しました。
2022年1月15日から「ワクチンパス」を導入することを発表し、偽パスを利用したものには罰則を厳罰化するとしました。現在は「衛生パス(パスサニテール)」が運用されており、こちらは新型コロナテストで陰性が証明された場合は大規模イベントや美術館など大勢が集まる場所への入場も可能でしたが「ワクチンパス」の導入でワクチン未接種の人は入場ができなくなります。
主な変更点
2022年1月3日より
- 大きな集会は屋内2,000人まで屋外5,000人まで
- コンサート会場で観客は着席すること
- 映画、劇場、スポーツ施設、交通機関での飲食禁止
- レストラン、バーでの立っての飲食禁止
- テレワークは最低週に3日を義務とし、可能なら4日とする
- 追加接種は2回目の接種から3か月で行う
交通機関での飲食禁止については地下鉄などの短距離だけでなく長距離移動の飛行機、TGVも含むとしています。
学校などの教育施設は予定通り1月3日より授業再開がされることが発表されており、これ以上子供達へ負担させることはせず、ワクチンを接種しない人に対しては「故意に他者の健康や生命を危険にさらす」ものとしかなり厳しい規制がしかれることになります。個人の自由を尊重するフランスでこのような厳しい政策がとられるのは昨年のロックダウンを二度と行わないためとされており、大半のフランス人もロックダウンされるよりはワクチン接種という流れになっていますが、そんな中でも非接種は一定数いるため今後の大統領選に左右しそうです。
こちらもよく読まれてます
【フランス】8月9日適用開始!パスサニテール(衛生パス)が必要な施設の一覧と詳細まとめ
【フランス】最新入国条件・新型コロナウイルス防疫措置