フランスを電車で旅してみよう。
えっフランス語できないし路線もよくわからないな…。そんな心配一切いりません。ヨーロッパの電車のチケットは日本からでもインターネットで簡単に買えます。こちらでは実際に私が旅する際に利用した電車のチケット購入サイトを紹介します。
RAIL EUROPE(レイルユーロ)
ヨーロッパを走るほとんどの列車のチケットが買える RAIL EUROPE。
レイルユーロはTGVだけなくユーロスターやイタリア、スペインなどヨーロッパ各国を結ぶ長距離電車のチケットが購入できるサイトです。
ヨーロッパの鉄道会社のホームページですがご覧の通り、言語と通貨を変更できるので日本語、日本円でインターネットが見れます。サイトをはじめて開いた時は英語で表示されていると思うので日本語で表示するにはまずはじめに左上のMENU横の枠でJAPANを選んでくださいね。
日本語で画面を見ながら購入できるのでチケットの買い方は簡単。日本で電車などのチケットをインターネットで予約したことある人ならそれらと変わりませんがいくつか悩むポイントがありましたのでこちらにまとめておきます。
購入するチケットは
行き
- 乗車駅 – シャルルドゴール空港(AEROPORT CDG 2TGV)
- 下車駅 -リヨン(LYON PART DIEU)
帰り
- 乗車駅 – リヨン (LYON PART DIEU)
- 下車駅 – リヨン(パリ) (PARIS GARE LYON)
今回の旅では飛行機でシャルルドゴール空港到着後、その足でフランス郊外に電車の旅にでるので乗車駅はシャルルドゴール空港(CDG)。
行き先はフランス第二の都市リヨンです。TGV直行で2時間の旅、リヨン(LYON PART DIEU)は地図でフランスのほぼ中央付近にある都市です。ここで一つ注意なのですが、パリ市内にもTGVの発着があるリヨン駅というのがありますがそちらは「ガレ・リヨン(PARIS GARE LYON)」。そこではないのでご注意を。
行き – シャルルドゴール(CDG)→リヨン(LYON PART DIEU)
こちらが実際に購入した時のサイト画面。発車時間によって値段が随分違いますね。この値段の違い実は発車時間によって違うだけでなくサイトを見た日や時間によっても値段が変わります。予約が早ければ安いこともあるしプロモーションなどで急に激安になる時もあります。
この日のチケットを見ただけでも最低価格￥14,400から最高価格￥28,600と1万円以上も値段に差がありますね。大きな違いは等級による座席料金の違いですが同じ等級の車両でも時間によって金額は変わります。ちなみに等級は左側が2等車両で右側が1等車両、1等車両の方がもちろん高いです。
帰り – リヨン(LYON PART DIEU)→リヨン(PARIS GARE LYON)
復路はリヨンからパリのリヨン駅行きのチケットを買います。
分かりやすくパリのってつけてみました(笑笑)。乗車駅も下車駅もリヨンで名前が一緒って説明しずらいですね。なんで行き先リヨンにしたんだぁーとも思いましたが、飛行機で12時間のフライトの後そのまま電車移動するのであまり遠いと疲れるかなぁと。TGVで2時間以上遠い場所に行くならフランス国内の移動とはいえ飛行機で移動したほうが早いです。TGVは日本でいう新幹線のような列車ですから2時間と言えば東京大阪間ぐらいの距離があります。結構な距離あります。それ以上遠い場所に行くなら飛行機の到着地をCDGじゃなくそちらに変えたほうがいいっていう話しになりますよね。というわけで少し話しが脱線しましたが本題に戻ります。
復路のリヨン(LYON PART DIEU)からパリのリヨン(PARIS GARE LYON)までも約2時間。往路はCDGからリヨン(LYON PART DIEU)まで直行便でしたが往路は途中何駅か停車します。
パリ行きの電車は午前中は1時間おきとかなりの本数があります。フランス第二の都市なのでビジネスマンなど仕事で利用する人も多いのでしょうね。日程ギリギリでなければ電車のチケットは好きな時間を選べそうです。
私はホテルのチェックアウトの時間を考慮してバタバタせずに乗車できる時間を選びました。この中で一番安いチケットは￥14,400円。この値段で選ぶと8時4分発か11時4分発。パリ着の時間は朝一でなくてもよかったので11時4分発の￥14,400円のチケットを購入しました。
購入チケットと合計金額は?
私が購入したのはこちら、2名分の合計金額になります。
| 金額 | オプション | |
| 往路 | ￥25,200(2等車両) | ￥3,600(レイルプロテクション) |
| 復路 | ￥14,400(2等車両) | |
| 予約手数料 | ￥1,500 | |
| 合計 | ￥44,700 |
支払い方法は?
カードで支払います。決済に使えるカードは以下4種。
- Master Card (マスター)
- AMEX(アメリカンエクスプレス)
- JCB
- VISA
海外旅行に行くならカードは絶対必要です。もし持っていないならこの機会に作っておきましょう。ヨーロッパを旅するならマスターカードが一番使えます。
レイルプロテクションとは?
レイルプロテクションとはストライキや遅延により電車に乗れなかった場合や、キャンセルの際に利用できる保険。
金銭の返金はありませんが、レイルプロテクションに加入していて乗車できなかったチケットは手続きをすれば同額のクーポンを発行してもらえます。飛行機の到着が遅れてしまって予約した電車に乗り遅れた場合はこれで他の電車に振り替えできるというわけです。
私の場合、フランスに飛行機到着後その足で電車に乗るので往路だけレイルプロテクションをつけました。というのも予約した電車の時間が飛行機の到着予定時間の3時間後だったんです。余裕を見て2時間ではなく3時間にしたのですがそれでも飛行機なので大幅な遅れがあるかもしれない。そういう心配は保険で解決したほうが早いと思ったからです。
更に私が旅した時は黄色いベスト運動なるものがフランスではじまったばかりで週末はデモ騒動で大変な時期だったんです。電車を予約する日は週末だったのでデモの影響で電車が動かないことも考えられ渡航そのものがヒヤヒヤでした。それにフランス人はすぐにストライキをするという話しも聞いていたので￥3600円払って心配に時間を費やすのを止めることにました。
購入時に注意すること
- 一度カートに入れるとチケット購入までリミット時間がある。
- チケット購入時に座席指定も決めなくてはいけない。
1.リミットタイムの攻略
その時間を過ぎてしまうと座席キープはキャンセルされてしまうのでどのチケットを買うかよく検討してからカートに入れましょう。というのも一度、時間切れでカートがゼロになってしまったのでもう一度同じものを購入しようと試みたところ同じ時間のチケットの値段がさっきと違うんですよ。値上がりしていたんです。その後時間差で何度かサイトをチェックしましたが値段は高いまま変わらず。また別の日に安くなってから買うという面倒くさいことになってしまいました。
そういうわけで、電車のチケットを予約する準備として先にホテルなどのスケジュールを決めることをすすめます。ホテルが決まりホテルのチェックインタイムを確認して、何時の電車がベストタイムなのかを考えた後で最後にレイルユーロのサイトをチェックしてみるといいと思います。
2. 座席指定に関して
予約時は座席番号が出てくるだけなので実際の座席のイメージが沸きません。
車両番号、窓側、通路側などはわかりますが座席が車両のどの位置にあるのかまでは分からず座席も1席シート、2列シート、またテーブル付きの4席BOXなどがありどこを選べばいいか悩むところです。悩んだり調べているうちにチケット購入のリミットタイムを越えてしまいます。
座席に関して説明が長くなるので、今回の旅でわかったTGVの座席詳細はまた次回にまとめて書きたいと思います。
