イギリスのリシ・スナック首相は2022年4月からの航空旅客税を見直す意向を発表しました。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各空港間のフライトを対象に航空旅客税が半減されます。
イギリス国内の行き来を活性化する狙いがあり、日本でもよく言われる地方再建に向けた対策の目玉になる予定です。国内線の減額を行うことでイギリス人のみだけでなくトランジット利用などで地方へ行く人も増え、多くの人が恩恵を受けることができ経済効果は高いとしています。
しかし合わせて、距離に応じた2段階設定も見直されることになり、新たに長距離路線が設定されます。
これにより飛行距離が5,500マイル以上の路線ではエコノミークラスで91ポンドの旅客空港税が導入されます。日本とロンドン間は長距離路線にあたり、エコノミークラスでは現在82ポンドの税を徴収していますが、2022年の4月からは91ポンドが徴収され9ポンドの増税になります。
コロナ禍に長く続いた経済的ダメージから脱出するために、今後は世界各国で地方再建がキーワードとなってそうです。