現在海外滞在中の人が日本へ帰国する際には新型コロナウイルス感染症の防疫措置として入国者全てに水際対策が行われています。これは海外在住の日本人だけでなく、日本出発で海外旅行に行った人も対象で日本に入国する全ての人が対象になっています。
海外旅行が以前よりはできるようになってきましたが、今日本出発で海外旅行へ行った場合は日本へ帰国する時に滞在先の国のリスクレベルが検疫のになります。国のリスクレベルによって入国後の隔離期間や検疫措置が異なりますのでそれを把握した上で海外旅行に行かれることを忘れないようにしましょう。
今、海外旅行へ行く人や海外在住で日本へ帰国しようとしている人は、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた人だと思います。ワクチンの種類によって入国後の検疫期間短縮が行えます。
日本でワクチン接種を完了した人は当然対象になりますが、海外でワクチン接種をした場合、日本が認めていないワクチンは検疫期間短縮の対象ではなくので確認下さい。
日本が有効と認めるワクチンの種類
- ファイザー コミナティ(Comirnaty)筋肉注射
- アストラゼネカ バキスゼブリア(Vaxzevria)筋肉注射
- モデルナ Covid19ワクチンモデルナ(Covid-19 VaccineModerna)筋肉注射
※異なるワクチンを接種した場合は2回とも日本が認めるワクチンであること
2021年10月1日以降の帰国者入国者が対象
日本で有効なワクチン接種証明書
日本で有効とされるワクチン接種証明書は以下の項目が全て記載されてある証明書である必要があります。
ワクチン接種証明書は英語か日本語でなくてはいけません。
- 氏名
- 生年月日
- ワクチンまたはメーカー名
- ワクチン接種日
- ワクチン接種回数
※ワクチンの接種回数は2回以上で、2回目の接種から14日間が経過していることが確認できること
この証明書は日本が認める国の公的な機関で発行された証明書であることとされています。
公的書類であればどこの国のものでも有効なわけではありません。調べてみると現時点では対象の国が少ないことがわかりました。
日本が有効と認めるワクチン接種証明書の発行国と地域
アメリカ
- アメリカ全土(CDCカード)
- 北マリアナ
- ニューヨーク州
- ニューヨーク市
- バージニア州
- ペンシルバニア州フィラデルフィア
- メリーランド州
- ルイジアナ州
- ワシントン州
- ワシントンDC
- オレゴン州
- グアム
- カルフォルニア州
- アリゾナ州
カナダ
- アルバータ州
- ブリティッシュコロンビア州
- ユーコン準州
- ケベック州
- オンタリオ州
- ニューファンドランド・ラブラドール州
- ニューブランズウィック州
- マニトバ州
- サスカチュワン州
- ノバスコシア州
- ノースウエスト準州
- ヌナブト準州
ヨーロッパ
- アイスランド
- アイルランド
- アンドラ
- イタリア
- イギリス
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- キプロス
- ギリシャ
- クロアチア
- コソボ
- ジョージア
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スロバキア
- スロベニア
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ
- トルクメ二スタン
- バチカン
- ハンガリー
- フィンランド
- フランス
- ブルガリア
- ベラルーシ
- ベルギー
- ポーランド
- ポルトガル
- マルタ
- ラトビア
- リトアニア
- ルーマニア
- ルクセンブルク
アジア
- インドネシア
- 韓国
- シンガポール
- スリランカ
- タイ
- ブルネイ
- ベトナム
- 香港
- マレーシア
- モルティブ
大洋州
- オーストラリア
- サモア
- パラオ
- パプアニューギニア
- マーシャル諸島
中南米
- エクアドル
- グアテマラ
- パラグアイ
- ベリーズ
- ホンジュラス
中東・アフリカ
- アラブ首長国連邦
- ガボン
- チュニジア
- トルコ
- バーレーン
- レバノン
2021年11月1日 参照;日本外務省
アジアから一気に対象国が少なくなります。
また、大洋州と呼ばれるオーストラリア周辺の国の小さな島々や国は対象になっていません。この辺りの離島、秘境の国は旅好きに人気の国ですが対象ではないため注意が必要です。そしてニュージーランドが現時点で対象になっていないのが驚きです。
中南米や中東、アフリカに至ってはまだワクチン接種自体がその国で進んでいないこともありワクチン接種証明書は有効とされていません。また中東、アフリカ周辺は中国製のワクチンでワクチン接種が行われていることも多いのでその場合は時間が経過しても日本が認めているワクチンではないため対象にはならないでしょう。
日本が認めるワクチン接種証明書と対象国まとめ
日本が認めているワクチンで新型コロナワクチン接種が終わっている場合は、14日間の自宅隔離が短縮されます。
入国前にどこの国に滞在したのかによりますが、最短入国3日目に検査をし陰性を証明することで行動予定表に提示した行動ができるようになります。
日本から海外旅行に行く場合でも旅行期間プラス帰国後の自宅隔離3日であれば無理ではないかもしれません。
海外からの帰国者だけでなく、年末年始に日本から海外旅行へ行こうと思っている方は帰国後の自宅隔離期間も含めて日程スケジュールを考える必要があるのでご注意下さい。
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