JR東日本は2021年11月22日より社内でウェブ会議や通話が可能な「新幹線オフィス」をスタートしました。
新幹線オフィスは指定された車両に乗車した客であれば誰でも利用でき、事前予約や追加料金は不要です。ただし座席指定ができないため早い者勝ちで自由席のような感覚で利用する形になります。年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期には実施されず実質一般的オフィスが稼働している平日の昼間に利用できるものになります。
公共交通機関に乗車している間通常は座席で大声で話したりすることはマナー違反とされていることから移動時間の長い新幹線でも沈黙しているか寝ているかしかすることがありませんでしたが、これで移動時間を有意義に利用できそうです。
新幹線オフィス対象車両
東北・北海道・上越・北陸新幹線(つるぎ号を除く)全列車の8号車
リモートワーク支援ツール貸出サービス
また、2021年12月1日から一部車両でリモートワーク支援ツールの貸し出しサービスも始まっています。
専任アテンダントが乗車し、パソコン用間仕切りの貸し出しを無料で行い、有料でwifiの貸し出しも用意され本格的にリモートワークができるものとなりました。
対象車両は「はやぶさ」7号、14号、21号、28号、110号と限定されていますが、今後増えていく予定です。
新幹線オフィスベックスコーヒープラン
JR東日本とコーヒーとfavyは共同で新幹線オフィス車両の利用者を対象に月額料金で利用できるサービスを開始しました。
月額2,500円で一日コーヒー3杯まで無料で提供されます。
また1,500円、3,000円、4,500円のプランもあり利用頻度に応じて選べるスタイルです。
現在のところサービスの利用は2022年3月31日までと限定され試験的な運用ではありますが、状況により新たなサービスが生まれることもありそうです。
コロナ禍に入り出張する人が減り、リモートワークを推奨する企業が増えたことでJRの売り上げは減少しています。
列車内でリモートワークを提供することで時代にマッチするサービスを提供したいとしています。