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【ロシア】ロシア系航空会社は外国への運航が停止に

ロシア連邦航空局は、ロシアの航空会社に対しロシアから外国へ向かう便の運航を2022年3月6日より停止することを勧告しました。

これはロシアの航空会社が外国の企業からリース契約している機体がロシア以外の国で差し押さえに合うことを避けるための措置とみられています。

現在ロシアのルーブルは通貨としての価値が大暴落しており3月15日に多数の債権不履行が起こることが想定されています。

現在ロシアにある外国製の飛行機のリース機は515機あり、時価総額約100億ドルの価値があり全世界の3.2%をロシアが保有しています。

ロシア政府の発表を受け、ロシアの航空会社アエロフロート・ロシア航空とオーロラ航空は3月8日以降の国際航路を停止しました。現在ロシアで運航される国際便はベラルーシ(ミンスク)行きの便のみが認められており、その他全ての外国行きの空路はキャンセルされている状態です。

ただし一部例外として片道航空券で外国へ出国する外国人などは搭乗拒否の対象から除外とされていますが、実際のところは飛行機の再運航のめどが立っておらずロシアからの空路での出国はできない状態です。

ロシアの航空会社アエロフロートは3月4日に航空券の販売をする世界規模の搭乗予約システムから排除される制裁を受けておりロシアの航空業界はすでに大きなダメージを受けており、ロシア系航空会社の倒産は免れそうにありません。

3月10現在 入国可能なロシアへの渡航ルート

昨今のウクライナ情勢により、現在ロシアと外国を結ぶ空路は限られています。

上記の通り、ロシアから外国に出国する空路はベラルーシ以外に現在運航されている便はありませんが、ロシアへの入国は限られたエリアからのみ可能となっています。

 

ロシアへの渡航を希望する場合はロシア領空の飛行が制限されていない飛行ルートのみ有効です。

飛行可能なルートは3月10日現在でカタール、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコなどが可能です。

 

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投稿者: 旅なび