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【インドネシア】国際線旅客機1便90名に制限

旅客機の国際線を再開したインドネシアで飛行機を利用する際の追加詳細が発表されました。

エアアジア「インドネシア⇔マレーシア」間の運航再開に

1便あたりの利用客を90名に制限

インドネシア運輸省航空局は首都ジャカルタに乗り入れる国際線、国内線の利用客を1便90名に制限しました。

新型コロナウイルスの水際対策として空港で行われるPCR検査に混乱を生じさせないためということで人数制限を行うことになったようですが、日本からの発着線があるANAやJALなど航空各社は突然の発表に大混乱状態で大使館を通して政府に見直しを働きかけています。

インドネシアは入国者に対するPCR検査を以前はホテルで行っていましたが、9月19日から到着空港で実施することになり検査体制を整えている最中です。現在1時間あたり200名のPCR検査が行われていますが、これを1,000名まで引き上げる準備段階であるとしており、国際線の発着が増えることでPCR検査が追い付かず空港が蜜になることが懸念されています。

 

すでに予約を受けてしまった顧客への振り替え便の提案などが行われていますが、連絡がとれない時間がないなどの理由で90名以下にすることができず当日空港で他の便への振り替えを余儀なくされるという事態が起きています。

政府の対応がコロコロ変わることで、被る被害額のみならず企業や一般人への信用度が下がることが懸念されます。インドネシアでは新型コロナウイルスの感染が拡大した7月に日本人の多くが退避しており、その後感染者数が減少傾向にあることから再入国をする人が増えていたところでした。

新型コロナウイルスという非常事態ではありますが、周知期間が短いことで多くの人が振り回されてしまいました。

戻りつつあった人と経済に水を差してしまった今回の出来事はインドネシアの将来に大きな影響を与えることになりそうです。

 

投稿者: 旅なび