新型コロナウイルス、ワクチン接種が人口の80%まで進んでいるカンボジアで海外からの旅行者の受け入れを再開する動きが出ています。
現在カンボジア政府は2021年10月からフーコック島で海外からの旅行者を受け入れるとして準備を進めています。
しかし、8割近くがワクチン接種を完了しているのにも関わらず限られた場所でしか再開ができないことで、観光業に関わる人、企業から落胆と不満の声が上がっています。
2019年にカンボジアを訪れた外国人旅行者は約660万人。一方今年度四半期の入場者数は70万人にとどまっています。
2021年1月から7月に廃業した観光事業者は9,467社中527社に上っており、観光に関わるホテルや飲食店などの観光関連業のうち3,389社が事業停止に陥っています。
近隣国のタイではプーケットですでに海外からのワクチン接種完了旅行者を受け入れていることがニュースになっており、近くバンコクを含む5都県でも受入れ再開に向けての動きがあることに焦りを感じ不満が溢れる動きが懸念されています。今後はアジアをはじめ世界各地で観光客の争奪戦がはじまることが予想されています。