新型コロナウイルスの感染者激減が続くフランスで政府は段階的に新型コロナ緩和対策を発表しています。
EU圏外からフランスへ入国する際の検疫手続きが2022年2月11日から緩和されました。
緩和前までは日本からフランスへ入国する際には新型コロナの陰性証明書の提示が必要でしたが、ワクチン接種が完了している人は提示不要となります。またこれまで入国にはフランス渡航の特別な理由が必要とされていましたが、これも不要になります。
しかし飛行機の搭乗の際には全ての人が陰性証明書の提示が必要とされており、このあたりが今後どうなるか課題は残っていますが、フランスの緩和の流れは加速しそうです。
フランス政府は3月中には屋内でのマスク着用義務を解除したいとしています。
2022年2月12日以降の入国のゾーン分け
感染状況による国の色分けを4色(緑/橙/赤/濃赤)から2色(緑/橙)に変更しました
- 緑ゾーン EU27ヶ国、日本、韓国、台湾、ベトナム、ニュージーランド、モロッコ、サウジアラビア
- 橙ゾーン イギリス、アメリカ、トルコ、ブラジル、カナダ、アルゼンチンなど
緑ゾーンの国からの入国規制を緩和
フランス入国に「特別な渡航理由」を必要としない
ワクチン接種完了者は陰性証明書不要
入国時の隔離免除
橙ゾーンの国からの入国制限
フランス入国に「特別な渡航理由」を必要とする
抜き打ち検査で陽性が確認された人は自主隔離
ヨーロッパの新型コロナ対策
新型コロナウイルス・オミクロン株の出現によりオミクロン株が主流となったことで北欧をはじめ、ヨーロッパ各国では規制緩和の流れとなっています。
デンマークは2022年2月1日に新型コロナウイルスに関する規制を全撤廃し、コロナ前の生活を取り戻しています。
フランスは段階的な緩和をしていく計画で、3月中にはマスクの着用義務を解除し、ワクチン接種証明書と陰性証明書の提示をなくした社会を取り戻す計画です。