ワクチン接種証明書

【イタリア】労働者にワクチン接種証明提示を義務づけ

イタリアは2021年9月から新型コロナウイルスの感染対策としてすべての労働者に対し、ワクチン接種証明の提示ないし陰性証明の提示を義務付けることを発表しました。

接種証明と陰性証明は「グリーンパス」と呼ばれすでに運用が開始されており、イタリアではグリーンパスなしには仕事ができないという状況がはじまっています。グリーンパスを持たない労働者は出勤停止となり5日経過すると給料の支払いが止まるという事態も起きているようです。

またグリーンパスは労働者に限らず、生活する上で立ち寄る場や公共交通機関などでも提示が求められ市民の生活にも大きな影響を及ぼしています。

 

イタリアでグリーンパスが必要な主な施設

鉄道
映画館
レストラン
ジム・スイミングプール
学校

 

罰金

1,500ユーロ

 

※有効なグリーンパスを持たない労働者が働いていたことが発覚した場合、企業やスタッフは罰金を科さられる。

現在のところ、厳格な提示を求める施設とそうでない施設などあやあふやな点もあるようですが、今後は全ての職場でグリーンパスの提示が求められることになるそうです。デジタル、紙ベース両方での提示が可。

イタリア政府はワクチン接種を促進するためにもグリーンパスの運用を厳しく行なうという姿勢ですが、今後はどこまでチェックできるかが課題となりそうです。

 

 

 

投稿者: 旅なび