※2021年9月16日、日本はリスクの高い国に指定されました。
【ヨーロッパ】入国で隔離が免除される新型コロナのワクチンの種類は?
新型コロナウイルスのワクチン接種が早期に進んだオランダではワクチン接種を完了した海外からの入国者に隔離なしの入国を許可しています。
アジア各国ではワクチン接種が進まずいまだ入国には厳しい制限をし続けていますが、世界を見ればワクチン接種を完了さえしていれば入国の際の要件はほぼなく旅行目的で入国できハードルはかなり低くなっています。
入国前に滞在する国のリストが安全な国に入っているかいないかで入国には制限が加わりますが、ワクチンの次に重要なのはどこの国に住んでいるかです。自分が住んでいる国が安全な国リストに入っていれば、バカ高い隔離ホテル代やバカ高い医療保険をかけることもなく自分の旅行代金にお金を費やすことができるのですから、これを知ればわざわざ制限だらけのアジアを選んで旅行に行こうという気にならないでしょう。
カテゴライズされた国のリストは約2週間ごとに更新されます。渡航前に再確認下さい。
安全な国リスト
- アルバニア
- アルメニア
- オーストラリア
- アゼルバイジャン
- ボスニア・ヘルチェゴビナ
- ブルネイ
- カナダ
- 中国
- フェロー諸島
- グリーンランド
- 香港
- ヨルダン
- マカオ
- モルトバ
- モナコ
- ニュージーランド
- カタール
- サンマリノ
- サウジアラビア
- セルビア
- シンガポール
- 韓国
- スバールバル
- 台湾
- ウクライナ
- バチカン
※2021年9月16日現在
安全な国リストの国から渡航する際に必要な書類
安全な国リストに入っている国から渡航する場合は観光目的で入国が可能です。
ワクチン接種証明書だけで隔離なしの入国が可能な国もありますが、加えて陰性証明書が必要な国もありますので確認下さい。
- 新型コロナ・陰性証明書
- 新型コロナ・ワクチン接種証明書(紙OK)
- 陰性証明書
※国によっては、ワクチン接種証明書があれば陰性証明は必要ありません。
有効とされるワクチンの種類
- Pfizer(BioNTech/アメリカ・Comirnaty)
- Moderna(Spikevax)
- AstraZeneca(Vaxzevria/EU・日本・オーストラリア・SKバイオ)
- Sinopharm(BIBP)
- Sinovac
- Serum Institute of India (Covishield)
※ワクチン接種2回目終了から14日後以降
- Johnson & Johnson(single-dose1回完了型/ヤンセン)
※ワクチン接種終了から28日後以降
有効とされるワクチン接種証明書の条件
- 証明書の使用言語が英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語
- ワクチン接種を受けた人を特定する情報
- ワクチン接種が完全に完了していることを証明
- ワクチンの名前、ワクチンの製造国または承認者保有者の氏名
- ワクチン接種の日付
- 証明書を発行した者の氏名
変異株が存在する非常に高いリスクのある国リスト
- アルゼンチン
- ボリビア
- ブラジル
- チリ
- コロンビア
- ドミニカ共和国
- エクアドル
- フランス領ギアナ
- ガイアナ
- パラグアイ
- ペルー
- セントクリストファーネイビス
- 南アフリカ
- スリナム
- ウルグアイ
- ベネズエラ
※2021年9月16日現在
非常に高いリスクのある国リスト
- アフガニスタン
- アメリカ領バージニア
- バングラデッシュ
- ボツワナ
- ブラジル
- コスタリカ
- キューバ
- ドミニカ
- エスワティニ
- フィジー
- フランス領ガイアナ
- フランス領ポリネシア
- ジョージア
- グアドループ
- ガイアナ
- ハイチ
- インド
- インドネシア
- イラン
- イスラエル
- カザフスタン
- コソボ
- レソト
- マレーシア
- マルティニーク
- モンゴル
- モンテネグロ
- ミャンマー
- ネパール
- 北マケドニア
- パキスタン
- パナマ
- フィリピン
- セントクリストファーネイビス
- セントルシア
- セイシェル
- ソマリア
- 南アフリカ
- スリランカ
- スリナム
- タイ
- イギリス
- アメリカ
- ベネズエラ
※2021年9月16日現在
変異株・非常に高いリスクのある国から渡航する際に必要な書類
- ビザの取得(EU入国免除カテゴリーに該当する場合のみ入国可)
- ワクチン接種証明書(完全に完了していること)
- 帰国便のチケット
ワクチンの要件は安全な国リストのワクチンと同じです。
18才以下は陰性証明書で可。
※シュンゲン圏への旅行を禁止するヨーロッパへの入国が禁止されている国が一部あります
EU入国免除カテゴリー
- ワクチン接種証明書
- シュンゲン圏協定加盟国の国籍者
- ノルウェー、アイスランド、スイス、リヒテンシュタイン、モナコ、アンドラ、サンマリノ、バチカンの国民または居住者
- EU以外の国籍で居住カードを持つ者
- 長期滞在ビザを持つ者(仮居住許可)
- 長期滞在を許可された通知書を持つ者
- オランダの有効な居住許可書を持つ者
- 渡航時に陰性証明書の提示
※日本は仮居住許可免除国なので必要ありません。
※渡航前10日間は自主隔離をすること
有効な陰性証明書の種類
- PCR検査 48時間以内に採取した陰性証明
- 抗原検査 24時間以内に採取した陰性証明
高いリスクのある国のリスト
- 日本
※2021年9月16日現在
2021年9月16日以降日本から渡航する場合のまとめ
滞在許可ありの場合
- ワクチン接種証明書
ワクチン接種証明書があればオランダへの入国は自己隔離なしで入国可能です。ワクチン接種を終えていない人、ワクチンが接種できない年令である場合は48時間以内のPCR検査で陰性証明書の提示することで入国可能です。ビザのない観光旅行も可能です。
滞在許可なしの場合
- ワクチン接種証明書
ワクチン接種証明書があれば自己隔離なしで入国可能です。
しかし滞在許可がない人はワクチン接種を終えている人以外の入国は認められず、PCR検査で陰性を証明しても入国できないのでご注意下さい。
ワクチンの種類別・入国可能日数
2回接種後に入国可能
- Pfizer(BioTech)
- Moderna
- Astrazeneca
1回接種後に入国可能
- Jhonson&Jhonson(Janssen)
※8月14日より以前に接種した場合は14日後に入国可
日本のワクチン接種証明書をオランダの証明書に反映する方法
日本で入手したワクチン接種証明書はオランダのワクチン接種証明に反映することができます。
手続きができる場所は現在はユトレヒトの中央駅付近のみですが、電話予約後に訪れることで簡単に反映が可能です。
電話番号 +31-(0)30-800-2899
受付時間 8:00 – 17:00
受付日 月-土
入国後の隔離について
オランダは現在入国後の隔離が必要としているカテゴリーは「変異株・非常に高いリスクのある国」のみとなっています。隔離が必要とされているカテゴリーにおいても自己隔離のみとしているので、変異株、非常に高いリスクのある国にカテゴライズされている国から渡航してもワクチン接種証明書を提示することで入国も簡単、隔離も自己検疫で自宅で簡単に済ませることができます。
更に、高いリスクのある国、安全な国に指定されていれば更に簡単に入国できるので細かい規制や不自由はありません。
安全な国
- 隔離なし
高いリスクのある国
- 隔離なし
変異株・非常に高いリスクのある国
- 自己検疫10日間(自宅可)
※5日目にPCR検査をして陰性の場合期間を短縮できる場合もあり
※アストラゼネカ、ファイザー、モデルナ、J&Jのワクチンの接種が完全に完了している場合はワクチン接種証明書を提示することで自己隔離が免除されます。
コチラで紹介したのはオランダの一例ですが、ヨーロッパ渡航においてはどこも似たような対策になっているので、ワクチン接種さえ終えておけばほぼ自由に入国も観光も可能になっています。
現在すでに、世界の各地でワクチン接種証明書があればできる行動は増えています。逆にワクチン接種を終えていないと何もできないという状況ともいえるので、今後はワクチン接種が必須と言えそうです。