日本とマレーシアを繋げる文化プロジェクト「Noh, can Iah!」
日本の能楽師とマレーシアのアーティストが参加して新作の能を制作するというかつてない活動が開始しました。
日本の伝統文化である能は日本に昔から伝わる民話を元に制作されています。
このプロジェクトを通して将来的にマレーシアの民話を元に能の舞台を両国で行うことを目標に活動が行われています。
参加アーティストは林家十四代目当主・林宗一郎氏、松野浩行氏の二人を中心とする能楽師とマレーシアの俳優、演出家、ダンサー、振付師、研究者など。
コロナ禍の難しい時期にオンラインでディスカッションを行ってひとつの作品を制作している様子などが現在Youtubeで公開されています。
作品を作るプロセス、能の構成や要素をマレーシア人にレクチャーする様子は能初心者の日本人でもわかりやすく見ることができおもしろい動画になってます。
マレーシア民話の第一段「シ・タンガン」は英語で恩知らずな息子という意味で、民話の中ででてくる主人公の名前になっています。
実はマレーシアには民話が多くあり、ゲゲゲの鬼太郎の作者がマレーシアを訪れ妖怪民話にゆかりのある地を巡ったことでも有名です。
もうすぐ冬休みです。
海外旅行や国際交流のできないコロナ禍ですが、オンラインで参加できるイベントやYoutubeなどを通して海外の文化を知る時間を冬休みに使うのも楽しそうです。