【タイ】浦和レッズタイのサッカークラブと提携契約を発表

Jリーグの「浦和レッズダイヤモンズ」とタイのプロサッカークラブ「ムアントン・ユナイテッド」は2021年10月16日提携契約することを発表しました。

浦和レッズは海外チームとの初めて提携をしアジア進出の第一歩をタイで進めたい考えです。

タイではJリーグも知られており日本への関心も高いことから海外でのファン獲得を目指しています。また筆頭株主の三菱重工はタイでの存在感も強いため今後多くの場所で告知活動など様々な交流が行われる予定です。

 

ムアントン・ユナイテッド

タイの首都バンコク北郊のノンタブリ県に本拠地を持つプロサッカークラブ。

タイ国内1部リーグ「タイリーグ1」で優勝4回を経験している強豪チームです。

同チーム出身で日本のJリーグで活躍している選手もおり、北海道の「コンサドーレ札幌」で主力選手として活躍するチャナティップ選手や、「横浜Fマリノス」に所属するティーラトン選手が有名です。

提携期間は5年間。

選手、ファンとの交流やアカデミー、選手の育成にも力を入れ両チームのレベルアップを図りたいとしています。

浦和レッズは世界的に活躍する長谷部誠選手や小野伸二選手などを育ててきた実績がありタイ側チームは選手育成力に注目しています。浦和レッズとしてはタイの有力な若手選手の獲得を視野に入れており、今後さらに日本とタイの交流が深まりそうです。

浦和レッズは2007年からアジア17ヵ国でサッカーの楽しさとスポーツの大切さを教える「草の根交流」「青少年の健全育成」を目的に「ハートフルサッカー」と称したスポーツ交流活動を続けてきています。これまで35回アジアで活動してきましたが、そのうち12回はタイでの交流活動でした。今回の提携を果たしコロナ収束後にはさらに深く交流活動が行われる予定です。

ムアントン・ユナイテッドはタイでのJリーグ放映権を持っています。

三菱重工はタイで1970年から40プラント超えの発電所建設に関わっており、2021年8月に開通したバンコクの首都圏鉄道「レッドライン」ではレールや信号設備の設置などに携わってきました。このほかタイには三菱重工の傘下企業が9社あり地元に根付く経営をしておりタイで長い期間をかけて信頼関係を作ってきました。サッカーチームを入口に従業員への社会貢献にも努めたいとしています。

 

投稿者: 旅なび