- 55才以上
- 100,000USドル(1,100万円)以上の現地投資(コンドミニアム購入・土地のリースや建築など)
- 月1,500ドル以上の賃貸物件に住む場合2年間の居住許可が得られます。
日本から一番近いアメリカ、サイパン!
北マリアナ諸島はサンパン島、ロタ島、テニアン島で構成されるアメリカの自治領土。
首都の所在地はサイパンで、行政はアメリカの管理下にあります。出入国に関してはアメリカの移民法が適用されます。この辺りがかなり複雑で厳密にいうとサイパンはの自治領土でビザに関することはアメリカの法律一律ではなく入り組んでいて複雑なものになっています。
憧れのハワイ生活はできないけど、アジアではなくアメリカの南国暮らしをしてみたいなぁと強く思う人には最適の移住先かもしれませんが、ビザ申請プロセスが複雑なのでリスクの高い投資になります。
サイパン基本情報
入国に関してはアメリカの入管法に沿いますのでESTAの申請が必須です。
入国管理事務所 (Immigration and Natura-lization Office )
サイパン ススペのナウルビル4F tel 234-6178
ロタ Liyo, tel 532-0825
テニアン San Jose, tel 433-3700
マリアナ政府(Office of the Goverment)
Caller Box 10007, Capital Hill Saipan tel 664-2200 fax 664-2211
※外国人が90日以上の滞在をする場合は労働移民局にて外国人登録が必要。
ビザの種類とポイント
リタイヤメントビザ Foreign Retiree Investor Certificate
一度の申請で滞在許可が5年認められ、条件を維持していれば5年ごとに更新ができます。
- 55才以上
- 100,000USドル(1,200万円)以上の現地投資(コンドミニアム購入・土地のリースや建築など)
- ロタ、テニアンの場合は75,000USドル以上の現地投資
※外国人名義での土地購入は認められません。
特定ロングステイビザ
主にリタイヤメントビザを取得する前に居住試用期間に使用されるビザです。
- 55才以上
- 月1,500ドル以上の賃貸物件に住む場合2年間の居住許可が得られます。
長期ビジネスビザ
- 現地でビジネスを行う事業主向けのビザ
- 滞在期間は2年間、2年毎の更新が必要です。
- 150,000USドル以上の投資を行い、政府商務局へ保証貯金を支払う
学生ビザ
- 現地の学校へ通う学生が申請できるビザ
学生ビザ申請必用書類
サイパン在住の人の保証人証明書
日本の警察の無犯罪証明書
健康診断書(サイパンで検診)
学校の入学証明書(学費支払い証明を含む)
住民票
卒業証明書、成績証明書
その他、要求される書類
※提出先移民局
リタイヤメントビザ申請必要書類
出生証明書(戸籍謄本)
健康診断書(指定様式。日本または現地の医療機関)
無犯罪証明書(日本の警察本部発行)
投資証明(借地契約と家屋建築契約、またはコンドミニアム購入証明)。
申請費用は本人1000ドル、配偶者・家族は一人に500ドル。
サイパンには在日大使館がないため現地の入国管理事務所(Department of immigration)での申請にな
ります。発給は申請から数ケ月程度ですが、制度が度々変更されることがあるのでご注意下さい。許可されない場合や書類に不備があった場合は1ケ月以内に申請書類が返却されます。
サイパンの良い点・悪い点
良い点
飛行時間は3時間と短く時差もないため日本との行き来が楽
日本にも近く、飛行機の便数も多いため日本への帰国も容易なので、北海道から沖縄に飛ぶような感覚でサイパンに渡ることができでしょう。
悪い点
リタイヤメントビザや学生ビザは働くことができません。
島で趣味や娯楽を見つければいいですが、小さな観光島でできることは限られています。
毎日南国の海をみてのんびり暮らしという夢は叶うかもしれませんが、海以外の楽しみがないため何もすることがありません。毎日部屋に閉じこもっているなら日本に居たほうがやることがたくさんあって楽しいでしょうし、24時間エアコンつけっぱなしでは電気代がかなり高くなってしまいます。
また小さな島なので食料や生活物資のほとんどを空輸に頼っているので、食費や生活費は日本よりも高くなるでしょう。小さな島での生活は、生活費は日本よりも高く、不便、大きなショッピングモールもなくショッピングもイベントも何もありません。何もない地でそこまでしてサイパンにいる意味を見いだせない人が多いかもしれません。