海外で暮らすようになって、スーパーで買い物をしているとNO MSGと書かれた食品が多いことに気づきます。
NO MSGって何だろう? と思いながらもほとんどの食品にその表示が書かれているので健康にいいってことだろうなと思いながらはじめは特に気にせずNO MSGの食品を買っていました。
しかし調べてみるとNO MSGやPF、実は商品選びでとっても重要なことだったと気づきました。
今回はNO MSGやPFなど海外食品の安全性について紹介します。
NO MSGとは何か?
NO MSGとは、化学調味料を含みませんという意味。
Mono Sodium Glutamateを略してMSGと呼びます。
Mono Sodium Glutamateは日本語でグルタミン酸ナトリウム、簡単にいうと旨味調味料のことです。
MSGは天然のものでチーズやトマトに含まれているのですが、この旨みを化学的に作り出したものが化学調味料のMSG、代表的なもので”味の〇”がまさにそれです。
チーズやトマトに旨みを感じるのはMSGが自然由来で含まれているから。
自然由来であれば何ら健康被害はないのですが、化学的に作られた旨味調味料は欧米をはじめ海外では健康に害があるとして避けられています。今ではアメリカやオーストラリア、ヨーロッパのスーパーではNO MSGでないと商品が売れないぐらい当然の食品基準になってきているのです。
PF Preservative Freeとは何か?
また海外のスーパーの食品でPFというマークもよく見かけます。
PFとはPreservative Freeの略で、保存料は使用してませんという意味です。
防腐剤無添加の食品に対して表示されるマークなんです。
海外の食材にはパッケージに大きくPreservative Freeや略してPFと書かれています。今回購入したパン粉にも書かれてありました。
防腐剤が入っていないので賞味期限は短くなるのかもしれませんが、パン粉は冷凍庫で保存すれば鮮度が落ちませんし、普段使いで使い切るのに賞味期限内に充分食べきることができます。家で調理を毎日するような家庭であればPF食品は何ら不便なく使えるので、私は好んでPFマークを買うようにしています。だって防腐剤が入った食品を食べるなんていかにも体に悪そうですもんね。
日本は食の安全後進国
たまに日本に帰国した際にスーパーでこのPFやNO MSGを見つけるのはなかなか難しいことに気づきます。実は日本で売られている食品のほとんどに化学調味料や防腐剤がたっぷり入っているんです。日本の食材がレトルトパウチの食品が多いこと、賞味期限が長いことは便利なのですが、こういった化学薬品が含まれていることを忘れてはいけないと思います。
MSGをたっぷり使った料理を使う習慣は中国や韓国料理も同じなの中華レストランや韓国レストランでもMSGがたっぷりはいった味がするなと思うこともあります。スーパーで韓国食品や中華食品を買う時にチェックしていますが、そちらでもNO MSGを見つけるのはかなり難しいのが現状です。
防腐剤や旨味調味料は日本の食品のあらゆるものに入っていて、日本で育った日本人はこれに慣れていて味を感じることは無いかも知れません。しかし欧米人や海外在住歴が長い私などはMSGや防腐剤入りの食品は食べるとすぐに分かります。食べ慣れていない欧米人は具合が悪くなることもあるそうで、海外移住して私もNO MSGとPEの食品を選んで食べるようになってからは今では日本のレトルト品など防腐剤やMSGを特に多く含む食べ物は食べられなくなりました。
NO MSG、PE食品を食べ続けた今では化学調味料入りの食べ物は味と臭いが酷くて食べた瞬間「うわっ、もういらないや」となってしまいます。たまに日本に帰るとNO MSGを見つけるのが難しいのでもはや日本は暮らしずらい国になってしまいました。
今では食材を買う時にNO MSGとPEマークをチェックしてから買うクセがついています。健康にいいことですし、特に値段が高くなるわけではありません。
写真のパン粉はNO MSG、PFマーク付き。お値段は200g入りで13バーツ、日本円で45円です。日本でパン粉買うよりも安いです。
健康を気にする方はこのふたつをチェックしてから食品を購入するといいかもしれません。