海外に住んでいるとどうしても必要になってくるのが家の修理やメンテナンスです。
日本に住んでいる人には考えられないかもしれませんが、海外では頻繁に電気系統のトラブルやインターネットトラブルなど修理を依頼する機会があります。
修理が必要になった際にはまずは住む部屋のオーナーに相談し、その後オーナーが手配する修理業者がやってくるというのが一般的ですが、その場合修理業者は現地の言葉しか話せない場合が多く、コミュニケーションが取れなくて困ったということがよくあります。
今回いただいた話しもそんなコミュニケーション不足によって起こったものです。
海外在住の人にはあるあるですが、これから海外移住する人はこんなこともあるんだと予備知識として知っておくといいかもしれません。いきなりだとビックリしますから(笑)
インターネットの設置で起こったトラブル
海外で暮らし始めて最初に家に呼ぶ業者は皆さん同じかもしれません。
今の時代、生活するには電気、水道、ガスに加えてインターネットの設置が必要です。今はもうこれなくしては海外に住めません。
海外の物件ははじめからインターネットが設置されている部屋もありますが、大抵は自分で契約して開設工事に来てもらうのが一般的です。そんなわけでKさんも海外移住で初の来訪者はインターネット業者でした。Kさんは英語が片言しか話せずドキドキしながら迎えいれたそう、その時のやり取りを紹介します。
こんにちわ。
インターネットの設置に来ました。(英語)
ハ、ハロー。
プリーズ、カム…。
あっ…英語話せないのかこの人
OK。
どこに設置しますか?テレビ台の上でいい?
イ、イエス、オーケー。
こんな感じでほとんど会話なく設置がスタート。
設置にきた業者は英語でしたが、笑顔で身振り手振りを加えて意味を伝えようとしてくれたので、なんとか理解できたそうです。無事に設置も終わりスピード試験?パソコンでネットに繋がっていることを確認して作業は終わりました。
あーよかった。ホッ。
何言ってるかわからなかったけど、インターネットに繋がったから細かいことはもういいや。
もう片付けてるみたいだから終わったのかな。よかったもう帰るんだ。
業者が片付けをはじめたので、Kさんはこれで終わりだと思って安心していました。
作業をしている様子を椅子に座ってなんとなく見ていたら、いきなり作業員が立ちあがって歩きだしました。
えっ何?
どこ行くの?私の家なんですけど…
作業員は何も言わず他の部屋のドアを開けます。
2つ目の扉を開けたそこはトイレ。ドアを開け入っていきました。
あぁトイレか。
何も言わずに勝手に使うの?
Kさんは他の部屋を勝手に見られて嫌だなと思いつつも、英語が話せないのでしょうがなく黙って見ていたそうです。
作業員の人は男の人で、男の人にトイレを使われるのも嫌だったし、そもそも知らない人が家に入ることも嫌なのに、他の散らかった部屋まで予想外に見られてしまい驚いたそうです。
言葉が通じればトイレどこ?と聞かれたのかもしれませんが、それにしても勝手にトイレ使うってどういう神経しているんだろうと思ったそうです。
しかし、これは海外あるある。
勝手にトイレを使ったり、台所の洗剤や掃除道具を勝手に使い始めるのはよくあることです。
家の修理などで作業員を部屋に招きいれる際は修理する部屋以外にも入られることを想定して、準備しておくといいでしょう。見られたくないものはクローゼットや戸棚にいれる、一人で対応する場合は貴重品は鍵をかけておくといいかもしれません。
作業をする人が1人であれ2人であれ、対応する時には玄関の扉は開けたままにして財布や普段使うバックなどは鍵をかけた部屋に置いたり、あなたがいつ席を外しても大丈夫な状態を作っておくことも必要です。
そして、トイレを勝手に使われることもあるのでどうしても使われたくない場合は扉に英語で張り紙をしておくといいです。賃貸の未入居物件の工事ではオーナーが工事業者にトイレを使われることを嫌って扉にトレイを使うな!と大きく張り紙をしてあることがあります。これがあるとマナーのいい業者はコンドミニアムの共有トイレを使うというのが一般的なので、目の前に居住者がいて張り紙があれば絶対に使わないでしょう。
無言でトイレに行かれるとダメというタイミングを逃してしまいますから、張り紙は効果的ですよ。
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