【フランス】国内の電車が乗り放題になるフランスパスとは?

  1. フランスパス料金
  2. 利用できる時間は?
  3. 1等席2等席って何?
  4. 乗車前に必要な最初の手続き
  5. TGVは予約が必要
  6. 別料金の支払いに注意
  7. フランスパス最大のメリットとは?

 

フランスパスとはフランス国内の電車(TGV含む)が1ヵ月間指定した日数乗り放題になる電車のチケット。

綿密には1ヵ月全てが乗り放題ではなく、購入する際に選んだ日にちのみが乗り放題になり日数によって料金が変わります。

使う日数は1日から8日まで選べ毎日連続ではなく1ヵ月のうち好きな日にちを選んで使うことになります。一日の日にち内であれば距離無制限、乗車回数無制限で乗車できます。

フランスの地方まです隅々フランスを楽しみたい長期滞在者におすすめのフランスパス。その内容を詳しく解説していきます。

 

1,フランスパス料金

大人1人 (1等席)の料金

  • 1 カ月有効期間内1 日¥14,800
  • 1 カ月有効期間内2 日¥22,000
  • 1 カ月有効期間内3 日¥27,900
  • 1 カ月有効期間内4 日¥32,800
  • 1 カ月有効期間内5 日¥37,400
  • 1 カ月有効期間内6 日¥41,500
  • 1 カ月有効期間内7 日¥45,300
  • 1 カ月有効期間内8 日¥49,100

大人1人(2等席)の料金

購入の際に、1等席か2等席かをまず選んでからしか買えないのでどの列車に乗るかが決まっていない場合でも先に決める必要があります。

 

2,利用できる時間は?

一日とはフランス時間で0時から24時までを指します。

例えば12月1日を利用日に指定した場合は12月1日の0:00から23:59まで利用できるということになります。

 

3,1等席、2等席って何?

フランスの高速鉄道TGVに乗る場合に選択するものです。

1等席か2等席の差の目安としては日本の新幹線の指定席or自由席のような感じをイメージしてもらえばいいです。

1等席のほうが座席にゆとりがあり2等席は少し狭めになります。1車両辺りの座席数が1等席のほうが少なく1席あたりの面積が広いというわけです。日本人の体格からすると2等席でも充分余裕のある広さです。

パリ→ニースなど区間によっては1等席を利用すると飛行機のように座席まで食事が運ばれてくるサービスもあります。指定券を買う際に詳細を確認してください。食事ありorなしが確認できます。

 

4,乗車前に必要な最初の手続き

フランスに到着後最初にフランスパスで乗車する前にやらなくてはいけない手続きが一つだけあります。

最初の列車に乗る際の駅でバリエーションと言われる使用開始手続きを行わなくてはいけません。バリエーションは駅の窓口でパスにスタンプを押してもらうだけ!簡単ですがこれをやっておかないとキセル乗車になってしまいますから手続きをお忘れなく。

 

5,TGVは予約が必要

フランス国内を走る列車TGVを利用する際には事前に予約が必要です。

予約はインターネットで、もしくは空きがある場合は駅の窓口で発車直前まで購入可能です。

 

6,別料金の支払いに注意

フランスパスは指定した日に好きな電車に乗り放題ですが、TGV(一部のINTERCITEも)を利用する際には別料金が必要です。

例えばシャルルドゴール空港からリヨンへのTGV(高速鉄道)に乗車する際には事前に指定席を予約しなくてはいけません。その場合レイルヨーロッパのホームページから予約ができますが、座席指定料金大人1人¥1,500円の追加料金が必要です。プラス予約手数料¥1,500円がかかりますので、合計¥3000円が必要になります。

2往復で近距離で利用する場合はTGVの早割りのほうが安くなる場合もありますのでご注意ください。

日本からシャルルドゴール空港へついてそこからパリ市内へ、またはリヨンへ、など指定した日のうち何度でも好きな時に列車に乗り放題ですが、TGVに乗る場合は別料金がかかると覚えておきましょう。

 

7,フランスパス最大のメリットとは?

フランス国内が指定した日に乗り放題になるフランスパス。実は料金が安く抑えられるということだけがメリットではありません。

最大のメリットは好きな電車に好きな時に乗れるということ!

フランスの列車は遅延が当たり前。また遅延だけではなくストも頻繁に行われておりいつ電車が動かなくなるか分かりません。旅行日程を組んでいてもストがあってはどうしようもありませんよね。

飛行機の到着が遅れて予定していた電車に乗れない!そんな時、フランスパスなら次の列車に乗ればいいんです。予定していた行き先の電車が急遽ストライキで発車しない!そんな時は行先を変えればいいんです。

TGVでチケットを買うと列車時間が指定され追加料金を払っていない場合は返金されませんし変更もできません。遅延、返金がプロテクトされた追加料金は高くなります。

直前に予定を変えれるのがフランスパスの最大のメリットではないでしょうか。

 

いかがでしたか?

フランス鉄道の旅をするならフランスパスがお得!

フランスパスは1ヵ月のうち最大8日まで使用できるのでフランス国内をあちこち旅行するのに便利なフリーパスチケットです。

どこか地方へ電車を使って2往復するならフランスパスがお得。長期滞在などでフランスを訪れるのならパリだけでなく、マルセイユやニース、リヨン、ナントなどフランス国内をあちこち行ってみてはいかがでしょうか?

投稿者: 旅なび