アメリカ国務省が毎年秋の1ヵ月間のみ申請を受け付ける「移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Visa Program)」。通称 DV-2023(4ケタの数字はビザが受給される年)
このプログラムはアメリカ移民率が低かった国の人を対象に年間5万件の永住ビザを発行するもので、対象国の出身者で申請条件を満たす人はアメリカ国務省のホームページから無料で申請できます。
2023年の発給数は55,000件
日本は今年も抽選対象国です!
抽選はコンピューターにより行われ世界を6つの地域にわけて移民率の低い順に多くのビザが配分されます。
過去5年間に5万人以上が移民した国は対象外となり、現在中国(本土生まれ)、カナダ、ブラジル、バングラデシュは対象外となりますので、毎年日本が抽選対象になるかはわかりません。
今年の申請期間は、2023年10月4日12:00(GMT-4)から11月7日12:00(アメリカ時間GMT5)まで。
まだの人は以下内容を確認していますぐ応募しましょう。
アメリカ移民多様性抽選永住ビザプログラム申請時の注意点
申請は無料!
アメリカ国務省のページから抽選永住ビザプログラムの申請は個人で申請が可能です。
応募費用は一切かかりません。
抽選はアメリカ国務省のサイトから申請した者のみを抽選対象者としています。
アメリカ国務省は代行申請でエージェントを利用した申請は行わずに個人で申請するように強くすすめています。
それは、お金だけ支払って申請されていないということが多発しているからです。本気で抽選を狙いたいなら絶対に個人で申請することをおすすめします。
オンラインで申請する際には自分の情報の登録が必要です。
自分の情報を正確に記入する必要があるので、エージェントに依頼した場合正確に登録されないことがあります。登録ミスや適当な申請をされる恐れがあるため、エージェントは利用せずに自分でオンライン申請しましょう。当選しても申請時に登録した情報が違っていた場合は最後の大使館での面接でビザが発給されません。
当選したのに全てが台無しになる恐れがあります。またエージェントを利用した場合、当選した後のビザ面接などの追加申請で別料金を請求されることがあります。個人で申請すれば当選後も申請費用はかかりませんのでご注意下さい。
こちらで申請手順と詳細の完全ガイドを紹介します。
ぜひ自分で申請をチャレンジしてください!
尚、オンラインで個人申請する場合、古いブラウザ(Internet Explorer 8)だとページが開けないことがあるようなので、最新のブラウザが搭載されたパソコンからアクセスするとスムーズに申請できます。
申請条件/移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Visa Program)
要件1
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歴史的にアメリカ移民率の低い国の出身者
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申請者がアメリカ移民率の低い国に該当しない場合で配偶者の国が該当する場合は配偶者の国で申請することができます。ただし同時にビザが発給されるよう同時に入国すること。
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申請者がアメリカ移民率の低い国に該当しない場合で両親の出身国が該当する場合は両親の国で申請することができます。
要件2
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学歴 高校卒業以上(12年間の初等中等教育を修了していること)
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職歴 過去5年以内に2年以上の実務経験があること
高校を卒業し実務経験最低2年以上が必要になるので、18才未満の申請は認められません。18才未満の場合は父親、母親が申請をして扶養家族として登録することで当選後に同時に永住権ビザが発給されます。
職歴は全ての職業が該当するわけではありません。該当する職業であるかどうかはアメリカ労働省のデータベースO-netを基準に判断されます。
また申請者は出身国にいなくても申請可能です。
第三国からの申請、またアメリカ国内からの申請も可能です。ただしアメリカ市民と結婚しグリーンカード発行待ち中の人は申請できません。
条件を満たしている場合は配偶者と夫婦それぞれで申請することができます。
また夫婦のどちらかが当選した場合は派生扶養家族として永住ビザの発給に配偶者と子供を登録することができます。子供は申請時に21才未満であれば登録の権利があります。
申請期間/移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Visa Program)
2023年10月4日12:00(GMT-4)から11月7日12:00(GMT-5)
※DV-2025の場合の申請期限
複数回応募した者は抽選対象者から外れます。
1人1回のみ申請すること
1秒遅れでも時間外に申請した者は認められません。期限の最終日はアクセス数が増えてパンクすることもあるので期間の早期に申請することをおすすめします。申請日は毎年多少の変更がありますので、毎年確認してください。
申請は一人一回のみと限られています。アメリカ国務省は高度な技術で複数回応募者を抽選から外す技術を持っているので、不正はバレます。申請は一人1回のみ。厳守しない場合当選は無効になりビザが発給されません。
では、次はいよいよ申請手順を紹介します。
アメリカ移民多様化ビザ抽選プログラム申請手順
①国務省の申請ページにアクセスする
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②申請情報の確認と準備
実際にサイトで申請に進む前に必要な情報を確認して書類と写真を準備しておきましょう。
申請は1回のみ有効とされます。スムーズに1回で申請を終えるために事前準備が重要です。
以下、申請時に登録する情報です。
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Name – last/family name, first name, middle name 氏名(パスポートに表示されている通り)
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性別
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生年月日
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出身地(都市名)
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生まれた国名
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出身国(DVプログラムで申請した国名)
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有効なパスポートのパスポート番号、発行国、有効期限
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応募者、配偶者、子供の写真(6ヵ月以内)サイズはアメリカビザ用の写真基準
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住所
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電話番号(任意)
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e-mailアドレス(来年の5月まで使用可能なもの)
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現在の最高学歴(高校卒業証明書ありorなしが選べます)
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現在、過去の既婚状況と配偶者の状況
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子供の数(21才未満の子供の氏名、生年月日、性別、出身地、出身国)
※ビザが発給された場合配偶者と子供(21才未満)は家族で同行することができ同時に永住ビザが発給されます。永住ビザ発給時に22才でも申請時に21才未満であれば対象になります。
申請プロセスは2回のパートにわけて提出します。
1つのパートで全てを完全に記入して提出しなくてはいけません。後で戻ったり追加はできませんのでご注意下さい。
primary Entrant
derivatives
準備ができたらいよいよ申請!
緑色のBegin Entryボタンを押して申請を開始します。
③Begin Entry 申請開始する
手順に沿って順番にミスのないように入力します。
全て情報を登録し終え申請プロセスが成功すると最終画面で「confirmation number(確認番号)」が発行されます。
↓
④confirmation numberの確認
申請プロセスが成功したら最終画面でconfirmation numberと名前がページに表示されます。
確認番号(confirmation number)を控え、PC画面をスクリーンショットで必ず保存して印刷することをおすすめします。この確認番号がないとビザ面接時、アメリカ入国時にビザが発給されません。
確認番号とe-mailを自分で管理できる状態であることが重要です。代行申請エージェントを使うと確認番号を受け取なかったり、確認番号やプロセスの確認時、当選確認の際に追加の料金を要求されることがあるので注意してください。何度も言いますがDV抽選永住プログラムは無料です。
申請後の確認番号を受け取るe-mailアドレスは自分のものを必ず使用し、確認番号が表示された画面を必ず印刷しておきましょう。
これで永住権抽選プログラムの申請は完了です。
後は当選発表の日を待つのみです。抽選は約半年後。
ここまできたらあとは待つだけですが、抽選後の当選確認を忘れないようにしましょう。
運命の抽選日は
当選発表日 2024年5月X日
申請後に永住権抽選プログラムの当選状況を確認する方法
申請後、2024年5月X日以降に「Entrant Status Check」を閲覧するとステータスが確認できます。
① www.dvlottery.state.gov
にアクセスする
↓
② 当選確認方法 Entrant Status Check
Entrant Status Checkをクリックし確認番号と個人情報を入力すると抽選に選ばれたか否か確認できます。
当選確認ができる日は以下に限られていますので、忘れずに確認下さい。
当選確認は2024年5月X日から9月30日まで
ビザの発給は9月30日まで
当選してもビザ発給期限までに全ての手続きを終えないと当選が取り消されます。
早期に確認し次の作業に取り掛かりましょう。
ビザの発給までにパスポートの期限が切れた場合は再発行を証明する書類が必要になります。証明が面倒なのでできる限り発給まで同じパスポート番号で申請を終えられるようにしましょう。
また当選のお知らせはアメリカ国務省からメールや電話では一切行われません。
当選確認の方法は自分でホームぺージをチェックする以外に方法がないことを忘れずに。
↓
③ 抽選に選ばれた場合
アメリカ国務省からフォローアップメールが届きます
ビザ面接(インタビュー)の日が決まります
④インタビュー(面接)
メールでインタビューの日時案内が届くので、当選がわかったら学歴や職歴など提出する書類を準備しましょう。
面接日が決まったら、在アメリカ大使館に面接に行って不備がなければビザが発給されます。
アメリカ DV-永住権抽選プログラム まとめ
全体の流れは以上です。
登録内容は自分の個人情報なので、難しくなく簡単に登録申請できると思います。
いつかアメリカに移住したい!アメリカンドリーム!を夢みる人はぜひチャレンジしてみて下さいね。