前回に続きこちらでは実際に私がフランスをTGVの電車で旅した時の経験を綴っています。今回は予約の前に把握しておきたいTGVの座席表について書きたいと思います。
前回の記事
予約したのはRAIL EUROPE(レイルユーロ)
私はフランスに着く前にインターネットでこちらのRAIL EUROPEのサイトで日本語で予約しました。
2人旅だったので座席は絶対横並びがいい。そう思っていましたが支払いまで進むと勝手に座席が表示され自分で好きな場所を指定して買うことはできないようでした。
どうしよう。旅の日程は迫っていたしやっとここまで進んだのだからこのまま買おうかとも思いましたが、座席番号を見ると続き番号ではありません。同行者と隣りに座れないことが想像できたのでその日は購入を諦めることに。
その後座席表を調べたらやっぱり隣りに座れなかったことが分かりました。あの時一旦購入を止めてよかったです。後日同じ日程でチケットを予約しにサイトを訪れると今度は続き番号。自動で振り分けられた座席を調べてみると横並びだったのでそのままRAIL EUROPEで電車のチケットを購入しました。
1回目のトライ後TGVの座席表を調べたのですが、その際かなり手間取ったのでこちらに記録しておきます。今後皆さんが予約するときに参考になればと思います。
CDG(シャルルドゴール空港)→LYON PART DIEU(リヨン)
往路はシャルルドゴール空港からリヨンへ 2時間02分の電車旅
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PARIS CDG AIRPORT(シャルルドゴール空港) → LYON PART DIEU(リヨン)
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9:58発 – 12:00着
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車両番号001-座席番号011/012
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片道料金1人¥12,600
座席を選ぶ際のポイント
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solo – 1人掛けの席
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Club4 – 4人掛けのBOX席
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スーツケース置き場の近くが便利で安心
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1-4車両は1等席,5-8車両は2等席
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バーカウンターは004車両
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CDG(空港)→LYON(リヨン)行きの列車は左側が進行方向
大きな特徴としてTGVの列車にはスーツケース置き場があります。
これはヨーロッパ各国を飛行機ではなく電車で旅する人が大きな荷物を抱えて乗るためです。空港発の列車だったのでスーツケース置き場はあっという間に満タン。列に並んだのが早かったのですぐに場所をキープすることができましたが最後の方の人はスーツケース置き場には置けずに座席までゴロゴロと持っていっていました。座席によっては横に置く場所もないので大きなスーツケースがある場合は困るだろうなと思います。 私はそこにスーツケースを置くことができましたが盗まれないかと少し心配にもなりました。後で思うと空港からリヨンまで直行の列車だったし、私が下りるのは一番最初の停車駅リヨンですから盗む隙はないかなと思います。座席指定ができるならスーツケース置き場が目に入る場所の席をキープすると安心できると思います。
フランス電車旅 – TGVの座席表
車両番号001
私達が座ったのは車両番号001の座席は011と012。
BOX席でClub4という4人掛けの席でした。
購入時点では進行方向が分からず運に任せましたが、残念ながら進行方向とは反対向きで座ることになってしまいました。しかし、同行者と隣りどおしで座れたし中央にはテーブルがあっていい感じの席。向かい合わせの席の人に足があたることもなく余裕がある座席でよかったです。
001の車両はちょっと変わっていてトイレを挟んで右側が1等席、左側が2等席と2つの等級が混在する車両になります。座ったのは2等席でしたが内装は1等車両なのできれいな絨毯が敷いてあり高級感があります。
1等の座席多数なので客層はよかったですし、後でわかりましたが001の車両はかなり豪華なものでした。スーツケース盗まれるかもなんてそんなことしそうな人はいません(笑笑)。余計な心配でした。帰りは2等席のみの車両に座りましたがやはり001車両の雰囲気とは違いました。結果2等席の値段で001の車両に座れかなりお得でした。日本の新幹線と比べると1等席はグリーン車、2等席は自由席という感じです。
soloというのは一人掛けの座席。こちらも1等席は一席ずつのスペースがかなり広く余裕のある座席でした。そして001の1等席はBOX席の一部を除いて全て進行方向を向いて座っていました。
TGV – 車両番号002
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車両番号001から004は1等席。
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1つの車両に13列のシートがあります。
1人がけのsolo席は1等席のみです。1席ずつの感覚はかなり広くテーブルを降ろしても余裕があります。
TGV – 車両番号003
TGV – 車両番号004
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004の車両にはバーカウンターがあります。
乗客は座席の等級に関係なく誰でも利用することができます。今回の旅ではフライト12時間の後だったので疲れていてそこまで見学に行く余裕はありませんでした。今思えばせっかくなのでバーのある車両でワインでも飲んでみればよかったなと思います。予約時に004車両か隣りの車両を選べば行きやすいかもですね。
TGV – 車両番号005
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車両番号005から008は2等席です。
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1つの車両に14列シートがあります。
当然ですが、1等席より座席の感覚が狭くなりますがそれでも日本人には充分な広さがあるなと感じました。
TGV – 車両番号006
TGV – 車両番号007
TGV – 車両番号008
LYON PART DIEU(リヨン)→PARIS GARE LYON(リヨン)
復路はリヨンからパリのリヨンへ 1時間57分の電車旅
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LYON PART DIEU(リヨン) → PARIS GARE LYON(リヨン)
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11:04発 – 13:01着
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車両番号008
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座席番号041/042
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片道料金1人¥7,200
2等席なのでやはり行きの001車両に比べてチープ感がありました。
日本の新幹線の自由席のような雰囲気です。
座席の間隔は1等席より狭いです。車両の豪華さもありません。
大柄な西洋人に比べ日本人は小柄なので狭いとは感じないでしょうが、行き1等車両を見た後だったので狭く感じました。金額的にあまり差がなければ1等席がおすすめです。
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