LTRビザとは LONG – TERM RESIDENTの略で2022年9月1日に新設された新しいロングステイビザです。
主な対象者は高所得者で専門的技術を持つ者で5年間に100万人のビザ発給を予定しています。
LTRビザの要件
- 100万米ドル以上を保有する裕福な外国人個人
- 50才以上の年金受給者または安定した収入がある退職者
- 海外の企業で働くリモートワーカー
- 高度な技術を持つ専門家(タイまたはタイ政府機関の企業団体、研究職、高等教育機関または専門訓練機関で働く専門職の者)
- LTRビザ保持者の配偶者と20未満の子供(最大4人まで)
※全ての対象者はタイでの治療をカバーする50,000米ドル以上の医療保険または25,000米ドル以上の社会保障給付つきの健康保険に加入すること。
家族同伴の場合、法的扶養親族の配偶者と子供であること(同性婚やパートナーシップは対象外)
LTRビザのポイント!
-
ビザは最初に5年間滞在できるビザが発給されその後資格が満たされるとさらに5年間延長できます。
-
タイ国際空港でファストトラックレーンの利用が可能になります。
-
現在タイで就労できるビザを取得する場合、1人のビザを取得するのにタイ人4人を雇用しなくてはいけませんでしたが、LTRビザではこの雇用要件が免除されます。
-
タイに長期滞在する外国人は90日レポートの提出が義務づけられていますが、LTRビザ保有者は1年に一度の申請で滞在可能になります。
-
ビザ保有者は何度でも再入国できます。
-
タイでの就労許可(デジタルワークパーミット)
-
高度専門職の個人所得税率17%
-
海外所得の免税
-
ビザと労働許可証のワンストップサービスを利用して一括申請ができる
LTRビザの申請方法
1、申請書の提出
LTRビザの資格承認申請書と必要書類をオンラインで登録して提出します
↓
2、資格認定
申請が不備なく受理されると20日以内に申請結果が通知されます
↓
3、ビザの発行
ビザの発行は在住国のタイ王国大使館またはタイ入国時にイミグレーションでLTRビザが発行されます。ビザは承認後60日以内に手続きを行わないと無効になります。
ビザ発行手数料 50,000バーツ
↓
4、デジタルワークパーミットの発行
タイで働く申請者はバンコクの Chamchuri Square BuildingにあるOne Stop Service Center for VISA and Work Permit または、地方の労働局でデジタル労働許可証を受け取ることができます。
手数料 3,000バーツ(年間)
まとめ
新規開設されたタイのロングステイビザ(LTRビザ)は主に高所得者を対象としています。
預貯金が100万米ドル(¥140,281,500)以上ある人は簡単にタイに移住ができそうですが、それだけの資産がある人は他の国でもロングステイビザを取得することが容易ですし、他国ではさらに永住権がもらえるロングステイプログラムもあるのでそちらを選ぶ人が多いのかもしれません。
海外でロングステイビザを取得するために必要なのはお金!
今回のLTRビザをはじめ世界で発行されるロングステイビザはどれも資産がある人向けです。お金があれば色々な国でロングステイビザの申請ができるので、まずは貯金して資産を増やすことから始めるしかありません。海外移住を目指すならお金が必要。コツコツ貯金してトライしてみてください。
※1ドル = 140円(2022年9月のレート)
こちらもよく読まれてます
海外移住・長期滞在ビザ VISA