タイにはいくつもの日系企業が進出していますがアジアの小売店と言えばどこを思い浮かべますか?
日本人としてはダイソーが一番はじめに思いつくところですが、アジア、世界全体ではどうでしょう?ダイソー以外にもいくつか名前があがってくるうちのひとつがメイソーです。
タイにある日系小売り店と言えばは、ダイソー、得得屋、こものや。
これ以外にも雑貨系のお店は韓国系や中国系のお店がありますが、中でもタイでよく見かけて展開が目立つのがMINISOミニソーです。
お店には日本語の目立つ看板があり店内も日本語がいっぱい。
日本のことをあまり知らない他の国の人は日本資本のお店だと認識してしまいそうなぐらい日本っぽさを強調する小売店です。
しかしながら実際のところはメイソウは中国資本の小売り店です。
日本人からすれば看板にカタカナでメイソウと書いてあるのに、ローマ字読みではMINISO ミニソーになってしまうので???日系企業ではないなとすぐわかるのですが、その違和感を覚えるのは日本人だけ。日本人を相手にしないマーケットであればそんなことはそんなに重要なことではないんです。重要なのは日本をイメージさせることだけです。日本の小売り店イメージのひとつであるダイソーの赤色と、カタカナを使った看板は日本以外の国で大成功し世界中で続々店舗を増やし続けています。
タイでMINISOは大人気!
日本人には日系でないお店に対する違和感から一線引きたくなるところですが、外国人・タイ人にとってはそれはどーでもいいことです。彼らが大切にしてるのは安さと見た目だけで満足できる手頃さです。
MINISOは2016年にタイに進出して依頼店舗数を伸ばし続けています。
2016年にタイに進出して一年以内になんと20店舗も出店しすでにタイ国内のお店は100店舗に到達しています。
世界では1000店舗を超える勢いで、世界のあちこちに日本の雑貨店だと思い込んで買い物している人もいるのだろうと思います。
このような日本ブランドを利用して儲けるお店は世界にはいっぱいありますし、それが間違った日本のイメージを世界に与え続けています。それをほったらかしにしているしかない日本の弱さは否めません。
ダイソーはすでに世界中で日本の雑貨屋として世界進出を果たしていますが、ミニソーとの大きな違いは何でしょうか。ダイソーの弱点は洋服衣料品の展開が弱いところです。ミニソーは価格均一に縛られることなく雑貨から衣料品まで品揃えの幅が充実しています。それが世界で躍進する要因のひとつだと言えるでしょう。
ダイソーも300円均一や1000円均一商品を出してはいるもののイマイチ伸び悩んでいます。商品展開に新しい風を吹き込み世界の更なる活躍を願うばかりです。
ところでメイソーって漢字では名創と書くんですね(笑)