タイは暑期を迎え毎日蒸し暑い日が続いています。
もうすぐ雨期に入るタイですが、蒸し暑くなると増えるのが嫌な害虫問題。
虫が苦手な人も多いと思いますが、タイの雨期に出没する特に注意しなくてはいけない危険な虫をご存知ですか?
やけど虫(アオバアリガタハネカクシ)
サイズ 1cm未満(7mmぐらい)
色 黒とオレンジのmix
特 徴 お尻が尖がっている
症 状 体液が皮膚につくとやけどをしたようにただれる
危険度 目に入ると炎症を起こし失明の危険も!
出没先 田んぼや湿度が高い場所、夜間に光に集まる習性がある
通常、田んぼや川、水たまりなどの水辺で生息していますが、夜間に光に集まる習性があるため室内に入ってくることがあります。蒸し暑い雨期にはよく見かけるので夜間は窓を閉めたほうがいいでしょう。
やけど虫は高温多湿な環境で活発に活動します。
暑くて露出が増える時期ですが、水辺の散策や公園での散歩などの際は注意してください。
症状と対処法
やけど虫を避けようと払う行為は危険です。
触ると体液を噴射します。体液には「ペデリン」と呼ばれる有毒物質が含まれており危険です。払い落としたり叩いた際に体液が皮膚に付着すると、数時間~半日で付着箇所に皮膚炎症状(線状皮膚炎)を起こします。
殺す時は手で潰したり、叩くと体液が飛び散って危険です。スプレーなどで殺した後でも触ると体液が噴出されます。捨てる際にはティッシュやほうきなどを使って直接触れないように注意して下さい。
万一、触れてしまったらすぐに念入りな水洗いをしましょう。
水ぶくれや赤くただれてしまった場合は皮膚科を受診してください。