フランスからシンガポールまで全長1万9,200メートルもの長距離を光海底ケーブルで繋ぐ巨大工事が進んでいることをご存知でしょうか。
完成すると欧州、中東、東南アジアの13か国15都市を光ケーブルで繋がり、1秒間に100テラバイト以上の大容量通信が可能になります。完成は2025年の予定です。
東ヨーロッパでは国際情勢が不安定な状況が続いていますが、インフラ的に繋がることで経済は安定し国際交流は確実に深く親密なものとなります。光ケーブルが繋がるだけではなく、ここに加入している13か国は今後さらに親密な関係を結んでいくことになるでしょう。
参加している国を見てみると脱ロシア、脱中国路線を測りたい国の思惑が見えてきます。
コロナ禍を機に様々なことで世界の分断が始まっています。激動の10年になりそうです。
光海底ケーブル参加国(都市名)
- シンガポール(トゥアス)
- インドネシア
- マレーシア(モリブ)
- バングラデッシュ(コックス・バザール)
- スリランカ(マタラ)
- モルディブ(ディラーグ)
- インド(ムンバイ/チェンナイ)
- パキスタン(カラチ)
- ジブチ(ジブチ)
- サウジアラビア(ヤンブ・アル・バハル)
- エジプト(ポート・サイド/ラス・ガリブ)
- ギリシャ(アテネ)
- イタリア(マザラ・シチリア島)
- フランス(マルセイユ)
参加企業
- シングテル
- テレコム・エジプト
- ジブチ・テレコム
- トランス・ワールド・アソシエーツ
- バルティ・エアテル
- バングラデシュ・サブマリン・ケーブル・カンパニー
- テレコム二シカ・インドネシア・インターナショナル
- テレコム・マレーシア