海外で生活する上でもしかしたらこれが一番重要かも?というのがインターネットの設置開通手続き。
様々な生活情報やビザ情報など海外生活のイロハのほとんどがいまはインターネットで見つけることができます。逆にネットが繋がらないと分からない事だらけで何をどうすればいいのか困ってしまいます。
海外移住する上でインターネットは家と同じくらい重要なことです。
今回の海外体験談は初めての海外生活で経験した家探しの体験記です。
これから海外移住する人は知っておくと家探しのヒントになるので一読下さい。
Aさんは初めての海外生活だったので家探しは現地在住の日本人エージェントに頼ったそうです。
部屋探し以外は現地の生活に早く溶け込みたかったので、インターネットの開設をはじめ住んでからの諸々の手続きは全て自分で行いました。まさかこんな落とし穴があることも知らず…。
まさかの落とし穴!インターネット開通までの道のり
良い部屋が見つかってよかったです。
お住まい後のフォローについてですがサポート費用をお支払いいただければインターネットの開設までフォローしますがいかがですか?サポート費用は1ヶ月1万円の会費制か単発での対応でしたら30,000円です。
年間12万円か、単発30,000円ってアジアでこの料金は高すぎだろ!
この人なんでも別料金だな、節約したいしネットの開設なんて自分できるでしょ。
自力で生活していきたいんで自分でやってみます。
そうですか。
ではガス、水道、電気、インターネットの契約はこちらの会社に電話してご自身で契約下さい。
では賃貸物件に関するサポートと情報提供はこれで終わりになります。
あっでも家のトラブルあったら相談していいんですよね?
契約までのサポートなので、住んでからのトラブルは全て別料金いただきます。
ガス、水道、電気、インターネットなどの契約の手続きをサポートする場合も別料金です。
HPに書いてあることと少し違うんだけど…この人悪徳日本人エージェント?
ホームページやインスタからすごく丁寧な人を想像してたけど、あれは宣伝用だったんだ。
実際会ってみるとなんだか冷たいしこれ以上は別料金ばっかりだな、この人。
しょうがない、家はそこそこ満足だし勉強代と思って今後は利用するのやめとこ。
そうですか、わかりました。
どうもありがとうございました。
何か助けることがあればいつでも連絡下さいね。
別料金ですが、HPに書いてあること以外でも何でもお手伝いできますので。
お手伝いって別料金やし
もういいわ、これ以上お金取られたくない!
あっはい、何かあれば連絡します。
鍵をもらってはじめての海外暮らしがスタートしました。
その日のうちにエージェントに案内された水道、ガス、電気、インターネットなど全ての申込みも一人ですることができました。水道、ガス、電気はその日のうちに設置も終わりあっという間に契約も終了。やっぱりエージェントに生活サポートなんて頼む必要なかったな、よかったと一息ついてたAさん。
しかし、インターネットの開設が2週間経っても行われません。
申込みの時点での設置予定日は1週間後でしたが、電話一本もなくどうなっているのかすらわかりません。
店舗に出向いても工事のことは別の部署なのでわからないの一点張り、工事担当者の連絡先は繋がらずでどこの誰に言えば対応してもらえるのか困っていました。
どこの誰に聞けばいいのかわからないまま1ヵ月が過ぎ、もう一度インターネットの店舗に出向いて困っていることを伝えると…。
なんと、コンドミニアムにインターネット回線が開通してなかったんです!
ネット開設の設置を待っているだけのはずが、工事中なのでいつ開通するかはわからないと言われてしまいました。
「でも今あなたが住んでるコンドミニアムまで回線を繋げる工事をしている最中だからいつかはっきりわからないけど、ネットは使えるようになるから、待ってて」と。
そんないつになるかわからない開通を待つなんて無理です。今の時代インターネットが無い家に住む人なんていません。
ネットが使えないコンドミニアムに住まわせるなんて酷い!
エージェントに電話しよ!
どーしました?
何かありましたか?
ちょっとーこのコンドミニアム、インターネット使えないのよ!
あなたに教えてもらったインターネットの会社だけど
このコンドミニアムはいま道路の工事中でネットの設置はできないってよ!
あーそうでしたか。
あれは一般的なこの国にあるホームネットワークの会社名を教えたまでですので、そちらのコンドミニアムで使えるかどうかというのは私のサポート外になります。
いや、インターネットが繋がらない家に住む人なんていないでしょ。
ネットないと困ります。
うーん、そうですね。
別料金でインターネット設置サポート依頼しますか?
依頼いただければお手伝いします♪
何やコイツ。
日本人を騙すのは日本人ってよく聞くけどこうやって
別料金だ何だと次々請求して日本人から金取っていく手法なんやな。
もう結構です。
あなたには頼みません。
海外で暮らしはじめてまだ間がないAさんはその国のことをあまり知りません。
誰に聞けばいいのかわからず住み始めてから通うようになった日本料理レストランの主人にどうしようと相談しました。そこで別の日本人エージェントを紹介してもらいやっと事が動き始めました。最初に契約したネット会社との契約は破棄してもらい、他のインターネット会社と契約して2日後にはインターネットが使えるようになったんです。
その際の手数料は最初に賃貸物件サポートを頼んだエージェントから提示されていた費用のなんと1/20の価格でした!
Aさんはこの経験から日本人だからというだけで信用することなく、いくつかの会社を天秤にかけてサービスと料金を比較することを学んだそうです。
日本人は一人の人と一度繋がると、その人以外の人に仕事を依頼することは失礼じゃないかと思ってしまいがちです。
しかし、その仕事が満足できないものだったらきっぱり他の人使いますと、断わる勇気が必要です。
付き合いだからとダラダラ同じ人だけを頼りにするのは危険です。依頼する側にしたら海外で出会った日本人の知り合い、もしくは友人だと思ってしまうかもしれませんが、エージェント業者からすれば一人の客に過ぎません。日本人同士だからぼったくりはしないだろうという思い込みだけで支払い続ければ他の一般的料金よりも高いお金を払わされることにもなり兼ねません。
海外でこういったエージェントやコンサルタントとして仕事をしている日本人ははっきり2種類にわかれます。
- 日本人からお金をできるだけ取ろうとすることだけが目的の人
- 自分が大変な思いをした経験から日本人のサポートをしたいと事業を行っている人
どのエージェントがいいのか?これを見分けるのはホームページやSNSだけではできません。
その人に会って感覚で人を知るというのもいい方法ですが、日本から問い合わせをする場合は直接会うことはできません。その場合は今の時代skype面談などが利用できるのでそれを利用するといいかもしれません。目を見て顔をみて話してみることで素っ気ない対応をする人だなと気づいたり、この人は真剣に自分のことを考えてくれそうだと感じることもあります。アナログな方法ですが目を見て顔を見て話すことで相手の思いがわかります。ホームページ上の言葉だけの情報は飾り立てられたもの、言葉だけでは分からなかったことに気づくでしょう。
また経験上、ホームページやSNSが今風に作り込まれているものはあまり信用しない方がいいです。1番目の人であることが多いからです。
1番目の人は現地では名の知れた悪徳日本人業者
日本人を騙して一度に大金を取るという手法でリピート客はいません。Aさんのように騙されたと思う人が多く仕事は一回限りになってしまい、実は仕事らしい仕事はなく開店休業状態。HPやSNSを着飾って初めて訪れる日本人だけを相手に商売をしています。仕事がなく暇なのこともありホームページはかなり作り込まれています。
2番目の人は現地で名の知れた良いエージェント
現地でも評判なので日本人以外のローカルとの繋がりもあり、日本人、ローカル両方を手伝う仕事をしています。
どちらからのオファーもあるので忙しくホームページやSNSに時間を費やす時間はなく、数年前に作ったものをそのまま使ってたりします。宣伝に時間かけなくても口コミや地元のリピーター客からの仕事があるんです。
その他、良い業者、悪い業者の見分け方として私が前提にしている見分けは、日本人が個人で営業しているようなエージェントは絶対使わないということです。
今の時代、誰でも情報を仕事にすることができます。
会社を立ち上げることなく一人で運営している自称エージェントがかなりいます。
ひとりで個人で営業しているエージェントというのは、料金設定もサポート内容も全て一人で決めているので自分が利益を取ることだけを考えています。店舗はなく家が事務所代わり、ホームページだけが会社実態です。お客さんと会う時はカフェ。会社組織は全く見えてきません。
きちんとした会社であれば社員から様々な意見と経験が集まり、ひとつのサポートに対して高すぎるやこういう時には自分だったらこういうサポートをして欲しいなど色んな意見が集まります。お客さんのためにどうすれば満足してもらえるかをきちんと会議で検討しきちんとした会社組織での対応で仕事が行われます。
どちらがいいかは明白。
それに優れた人材であれば一人でエージェント業なんてやらずに大手企業に就職できているはずです。どこにも働き口がないから一人でお金を稼ぐ方法を思いつきでやってるだけです。
皆さんもホームページしかないような個人で営業している自称エージェントには気を付けましょう。