タイ レトルト

【タイ】タイ版レトルトパスタソースから紐解くタイの調味料の分析

ども、タイの食品と食料品を調査中。

長引く新型コロナの対策で何かとおうちごはんを強いられる世の中ですが皆さんごはんどうしてますか?

外食OKの時間帯でも感染が心配だから持ち帰りするという人も多いですよね。そんな持ち帰りももはや飽きてきた(笑)という皆さんにタイのスーパーで見つけたちょっと変わり種を紹介がてら調味料を分析します。

今回紹介するのはスパゲッティーソースのレトルトパック。

パスタのレトルトパックや缶詰はどこの国でも売ってると思いますが、メイド in タイのタイ産パスタソースってどんな味だろう?もしかしてまた辛い?(笑)と興味をそそられ買ってみたので紹介します。

Spaghetti Sauce  成分表示からわかる食の安全

39バーツ(¥136)

Ingredients 原材料(成分表示)

tomato          25% トマト
Onion         5% オニオン
Soybean oil     2% 醤油オイル
Origano         0.4% オレガノ
High Fructose Syrup 18% 果糖ブドウ糖液糖
Lodized salt         2% ヨウ素強化塩
Vinegar         1% 酢

賞味期限は製造日から半年先まで。

防腐剤が入っていないのでそのぐらいが限度ですね、合格!

※180g入り(2人分ぐらい)

タイのレトルト食品の安全は?

成分表示を見ると一番多いのがトマト、ということでトマト味のソースであることがわかります。

他に入っているものはオニオン、結局トマトとオニオンだけのソースだということが判明。

他の調味料で味付けと化学物質をチェックしてみると、、、

High Fructose Syrup(果糖ブドウ糖液糖)が大半を占めてましたが、これは日本のレトルト食品にも大量に入っている科学調味料でタイだからというわけではありません。

が、、、私はこれが苦手。ケミカルな味がするなと思った時に表示を確認すると大抵この調味料が投入されてます。

というか日本のレトルト食品のすべてに入っているので日本のレトルト食品を食べなれた人なら味に違和感を感じることはありませんのでご安心を。

他の調味料は意外にもシンプル。

日本のレトルト食品よりもタイのレトルト食品は化学調味料が少ないことが判明しました。

そしてもうひとつ気になることが。

Lodized salt(ヨウ素強化塩)というのが2%入っています。

ヨウ素強化塩は人間の体に必要な栄養素のひとつで普通の塩にプラスヨウ素不足を補うためのヨウ素が強化されたお塩です。天然の食べ物ではヨウ素は海産物に多く含まれていて昆布やわかめからヨウ素を補うのですが、それが日常的にできない場合はヨウ素が含まれた食品を食べると健康に良いとされています。

取り過ぎもよくないのですが人によりけりですので、こちらの塩は特に気にしなくてOKです。

日本のレトルト食品と比較し総合的に判断するとタイのレトルト食品は健康的だということがわかりました。

日本のレトルト食品は化学調味料だけで成分表示の半分を占めているので、、、。

日本ではあまり知られていませんが、日本の食料品は化学調味料の味付けがほとんどを占めていて天然の食べ物の割合が少ないです。日本のレトルト食品が美味しいと感じるのは化学調味料で美味しいと錯覚させられているから。自然の食べ物の旨みではありません。そして地震が多い日本では防腐剤が大量に入れられ賞味期限を長期間何年ものばしているので体にとても悪いです。

健康を気遣い、味音痴になるのが嫌だったらレトルト食品を食べるのは止めたほうがいいです。

作り方

パッケージの裏にタイ語と英語で調理方法がのってたので確認してみると、、、

  1. パスタを茹でる
  2. ミンチ肉、人参、玉葱を炒める
  3. ソースを加える

 

封を開けてみるとやっぱり具ナシのソース、少しだけスパイスらしきものが見えるだけでした(チーン)

パッケージ写真と中身が全然違うし!タイあるあるですけどね(笑)

これ、なんならトマトソース缶と中身同じ。

レトルトソースのわりに具がほとんど入っておらず、トマトと玉葱ちょっとのみだったので味を楽しむにはいっぱい野菜やお肉を入れないといけないようです。そこまでするならトマト缶を買って自分で好きな味つけで作ったほうがいいかなと思ってしまいますね(笑)

ただのトマトソースならまだアレンジしようがありますが、味見してみるとタイ版のアジアンスパイスたっぷりバージョンだったのでアレンジ難しそうです。

封を開けると漂うスパイスの香り、タイ料理が大好きな人にはウケると思われる魅惑の風味にびっくり仰天でした。

 

このフォルムからお湯で温めるだけで具がたっぷりのミートソース(日本みたいな)を勝ってに想像していたので、野菜やお肉の準備はしておらず、、、(笑)

調理がめんどくさくてレトルトパックを買ったのだから料理はしません!ということでウィンナーだけ投入して終了。雑な料理が完成しました(笑)

 

味は?おいしい?

ソースは180gで一人前だと少し多すぎるので半分のみ使いました。

スパイスの香りたっぷり漂う、ミートソースでもトマトソースでもない不思議な味(笑)

ベースはトマトソースなのですが、アジアンスパイスの個性が強すぎてトマト消えてます、、、

レシピにはお肉や野菜を足すように書いてあったので、それを足していないからか野菜と肉の旨みはゼロでトマトとスパイスの味しかしない微妙なスパゲッティーになりました(笑)野菜と肉を足せば美味しいかも?

レトルトパックなのでやはりケミカル風味が私は苦手でした。

値段は1パックで2人分のソースで¥136円。

日本でもパスタのレトルトソースはそのぐらいの値段がするので同価格帯でこの味か、、、(笑)

総合して思うにこのレトルトソースは、タイ料理が好きな人のみが買うべきスパゲッティーソースだと確信したのでした(笑)興味がある方は食べてみてくださいね。

 

今回はタイが多分得意ではない洋食のレトルト食品だったからあまり美味しくなかっただけかな?とも思います。タイ料理のレトルトパックなら美味しいはず。成分表示から考えるとあまり余計なものを入れていないので多分そちらは美味しいと思うのでまたチャレンジしてみようと思います。では、また。

 

投稿者: 旅なび